占い
当たらない、当たるはどこで決まるのだろう。
占いなんて信じるの、馬鹿げているけど、手相だけは信じてる。
「今日の宝くじ、あたし、一億当てるから」
自信満々にゆりあは言う。それ、前の時も聞いたし。
「じゃああたし、五億当てるわ」
だって、手相で三奇紋が出てる。
いつか当たる、きっと当たる。
そう信じて早五年。
三桁しか当たらないこの紙は、きっと私に喧嘩を売っている。
少し期待。いや、大分期待。
この時間を楽しむために、きっとくじを買っているのだろう。
例えそれが無駄だとしても。
「あ、三千円当たった」
ゆりあはニヤニヤ嬉しそう。なんで三奇紋を持たないあんたが当たるのよ。
「ごめんねえ、当たっちゃったあ。あたし、今週金運いいみたいなんだよねー」
また占い、か。
うーん、当たらない。手相も信じるの、辞めようかな。