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【パケ死】って知ってる?

 何となく、思い付いたので、徒然なるままに。


 まぁ、またアホが何か言ってるな。ぐらいの暖かい目で、暇潰しにでも読んでやって下さい。



 日本では、1990年代始めに、インターネットと言う、今までに無かった物が誕生した。

当時のインターネット接続に必要とされる、パケット代は、知らない方が聞いたら、きっと今の料金との、あまりの違いに驚くだろう。パケット通信を行う度に、100円玉を湯水のように、ドブに流していた。


 そして、1995年に、やっと特定の時間帯だけに限るが、パケット通信料が定額となる【テレホーダイ】と言うサービスが開始される事となった。


 しかし、当時の日本おけるインターネットとは、何十万円もする高価なパソコンがあって、初めて利用可能になる物だった。


 そう! アイツが現れるまでは。

同じく、1995年に、携帯電話端末からもインターネットを利用出来る【iモード】機能が付いた携帯電話が登場した。

そして、その人気ぶりに、当時の他の携帯電話会社も追従する形で、次々とインターネットが利用出来る携帯電話を登場させて行った。


 コイツ等の登場と共に、一気に日本におけるインターネットが、流行に敏感だった日本全国の若者の間に広まって行ったと同時に。

高額すぎるパケット通信料の為、パケット通信料金を払えなくなる所謂【パケ死】現象が多発した。

今でも誰もが、形を少し変えてはいるが、文字だけで誰か知らない人とやり取りを気軽にしている。ここ【なろう】でも、感想やコメント、メッセージなんて言葉で、やり取りが出来る。


 当時。パケット通信料金が月に、5万円請求が来た、10万円請求が来た、なんてのはザラにあった。

その当時は、今のようなSNSなんて物も無く、知らない人との、やり取りの主流は主に【掲示板】や【チャット】だった。

そして、当時も今も変わらず【ネットに依存】してしまう人は、居たのだ。そんな人達の中には、月のパケット代金、100万円越えの請求が来た人も居た。


 何故こんな、目玉が飛び出るような料金になるまで使っていたのか。と、当時の事をよく知らない方は、当然思うだろう。

これには、当然【使ってる本人の自覚の無さ】もあるのだが、当時の携帯電話会社には【決まったパケット通信量を越えたら通信が出来なくなる】今で言う【速度規制】に該当する物が無かったからだ。使えば使っただけ、パケット通信量は無制限。でも、料金は定額制では無い。

後、当時の日本人に、インターネットと言う物に対する【知識の未熟さ】と言う物もあった。当時は、1パケットいくら。と言う料金形態を取っていて、1パケットがどのぐらいの通信量なのか。掲示板に何かを書いて投稿すると、いくら料金が掛かるのか。チャットでやり取りをすると、更新の度にいくら料金が掛かるのか。これらの知識に乏しかったのだ(書き込みやチャットでのやり取りによる、文字の量でも料金が変わる)。

これら幾つかの要素が絡まり合い、月にパケット通信料が100万円を越えた料金の請求が来る。なんて事が実際に起きていた。


 このインターネットが持つ【楽しさ】【面白さ】に、すっかり魅了されてしまい、ドップリとハマり込んでしまった【ネット依存】の人達は、N社からの請求が100万円。そんな大金がすぐにポンと払える訳も無く、未払いのまま、携帯電話が止まり、そのまま、解約。次はI社(現a社)で携帯電話を契約して、インターネットに興じ、請求が100万円越え。解約。次は、J社(現S社)。その次は、T社(現S社。後にJ社と統合し現S社となる)。と言った具合に、どんどんと、高額すぎる借金を抱えてしまう事が実際に起きていた。


 そんなネット依存に陥り、高額料金の請求を次々と繰り返した人が、ある一定の数になり、各携帯電話会社も対策をして行く事になる。


 初めて携帯電話端末で、インターネットに接続出来ると言うサービスを始めた、N社からは【FOMA】と呼ばれる新しいシステムのサービスが開始された。このサービスは、従来のパケット通信量よりも、パケット通信量が安く、そして、携帯電話端末を使用してのインターネットに掛かるパケット通信料金の【定額】サービスもプランによっては、選択する事が可能となった。


 しかし……パケ死を繰り返した方々の多くは、普通に普通の仕事に従事する、普通の人。だった為に、N社からの高額料金の請求を払い切れて無い人も多く、画期的なサービスである、FOMAを甘受する事が出来ない方も多く居た。


 I社も、J社も、T社も、N社に習い、パケット通信料金が安くなるサービスを展開する事となった。


 そんな歴史の元、現在の4G(Generation)形態になっていったのである。

因みに、現在の4Gは、1つ前の3Gに比べ、比較にならない程の高速通信が可能だが、通信量の規制と言う縛りも産み出した。

3Gの時は、本当の意味で、パケット通信料が、無制限に【定額】である。


 私は、FOMAが登場して、しばらく経ってから初めての携帯電話と言う物を持ったので、パケ死と言う物を実際に体験した事は無い。







 最後に私から……。

これ【エッセイ】?【その他】?

また、ジャンル迷子になる作品を書いてしまった……。


 エンピツでも転がして決めようかねぇ(笑)

エンピツ転がした結果【その他】になりました。


豆知識?

私の友人の殆どが間違えてたから、ちょっと補足。

3G、4GのGって、ギガじゃなく、ジェネレーション(世代)なんだよ。もうすぐ5Gが来ますね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ガラケーが普及し終わった頃にPHPから移行。 [気になる点] あまりにも「携帯プラウザ」が見にくく状況により「PCプラウザ」に変更 これは「料金に問題ない」と契約店に確認してから。 [一…
[良い点] 懐かしい [一言] 魔法の○らんどの掲示板への書き込みが面白くてパケ代払う為にバイト始めたのを思い出しました
[一言] 私も昔、4万円程の請求が来て青褪めたことがあります。 もう、知らない人が多くなったんですね…。
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