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本日三話目です。

野球部部室のソファを”二人がけ"から”三人がけ”に変更しました。

 放課後、私を含めた三人で部室を訪れた私達を見て尾崎君と誠は驚いていた。

 

 「花ちゃんセンパイ、これどうゆうこと?」

 

 「二人とも入部希望者です」

 

 「え!?」

 

 「本当……ですか?」

 

 誠は純粋に驚いているみたいだけど、尾崎君は怪しんでいる。まぁ、こんな急に入部希望者が来たら普通怪しむだろう。

 

 「花愛から事情を聞いてね。少しでも手伝えればと思ったんだ」

 

 「私もっ!」

 

 悟の優しい笑顔に尾崎君と誠は納得したらしい。でも峰川に対しては信じきれないのか、お互いに顔を見合わせている。

 

 「んー?なんか人数多いね?」

 

 そこで部室に入ってきたのは琳音。

 色気を振り撒きながら部室に入ってこないでほしい。一瞬で部屋の中の空気が変わった。

 

 「あ、赤原先輩……!」

 

 峰川の目も一瞬で変わった。琳音を見る目がハートマークだ。

 

 「取り敢えず、全員席に座ってください。ちゃんと話を聞きたいので」

 

 尾崎君の一言で全員がソファに座ろうとする。しかし、ここで問題が起きた。

 私は定位置に座ったのだが、凄い速さで隣に悟が座った。それを見て誠が何を思ったのか、悟とは反対の隣に座る。それを見た峰川が私を凄く睨んできて、琳音は面白いものを見る目で笑ってくる。そして琳音は私の正面、峰川は悟の正面に座った。全員分のお茶をお盆に載せて戻ってきた尾崎君は、そんな私達を見て無表情になった。

 はっきり言って空気が悪い。私を挟んで無言で睨み合う悟と誠。そんな私達を見て私を睨んでくる峰川と、ニタニタ笑ってる琳音。何でこうなった。そして悟と誠は何故そんなに仲が悪い。

 尾崎君は全員の前にお茶を出すと、私を心配そうな目で見る。

 

 「桜宮先輩、なんか大丈夫ですか……?」

 

 「あ、あんまり大丈夫じゃない……かなぁ」

 

 「何が大丈夫じゃないの?」

 

 「センパ〜イ?」

 

 「ヒッ!」

 

 尾崎君に苦笑いで返した瞬間、両サイドから凄く低い声で迫られた。

 近い近い近い!!二人とも耳元で言うな!!そして琳音!今にも腹抱えて笑いだしそうにしてんじゃない!こっちは何も面白くないよ!峰川の睨みもキツくなったし……。本当に逃げ出したい……。

 

 「先輩……、俺には力不足みたいです……。頑張ってください」

 

 尾崎君に凄く申し訳なさそうに謝られてしまった。尾崎君は何も悪くない。悪いのは両サイド二人だ。

 

 「さぁさぁ、そろそろ本題に入ろうよ。まずは自己紹介だね」

 

 琳音の言葉で琳音から順番に学年、名前と少し自分について話す。短い自己紹介はすぐ終わり、悟、峰川から入部を希望する理由を説明することになった。

 

 「ふぅーん……、確かに入部してくれるのは嬉しいよ。でも夕ちゃん、この二人違う欲望ダダ漏れじゃない?」

 

 二人の話を聞き終わってすぐの誠の言葉がこれ。

 確かに峰川は明らかに悟目当てでの入部希望だけれど、悟は分からない。放課後までに何回か勇気を出して聞いてみたけど、話してくれなかった。

 

 「でも、今は少しでも人が欲しいしな……」

 

 尾崎君も悩んでる。

 

 「仮入部でいいんじゃない?俺もその立場だし」

 

 全員の視線が琳音向いた。

 尾崎君は納得した顔、誠は何か気に食わないのか不機嫌だ。峰川は確実に頭の中にはてなマーク浮かんでる。悟はいつもの笑顔で何を考えてるのか分からない。

 そんな中、私は驚愕の顔で琳音を見ていた。

 琳音、仮入部なんてしてたの!?

出てくるキャラが作者的に多いです。会話文も増えてく……。


次話はそんなに間を開けずに更新できるよう、頑張ります!

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