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17

本っ当に遅くなりましたが、あけましておめでとうございます!


忙しくしていたら1週間ほど開いてしまいました……。この後も忙しくなるので、更新は不定期になってしまうと思います。


そんなでもいいよ!という心の広い方、今年もよろしくお願いします!

 そこで予鈴は鳴った。

 誠と尾崎君が教室に戻ろうとするところで、私は思い出す。


 「そう言えば、誠は何か用があったんじゃないの?」


 誠は振り返ってにっこりと言う。


 「ううん、もう解決したよ。朝センパイが3年生に何かされたって聞いて心配だっただけだから」


 私と琳音の話は下級生にまで及んでいたらしい。あいつのどこがそんなにいいのだろうか。

でも、そんな話を聞いただけで直接私のところに来てくれる誠は本当に優しいと思う。


 「心配ありがとう!またね」


 「またね、センパイ!」


 「先輩、何かあったら相談して下さいね。それじゃあ、また」


 誠は元気に手を振りながら、尾崎君は丁寧にお辞儀をしてから教室をあとにした。

 私も席に戻ろうと振り返ると、峰川が私のことをすごく睨んでいた。すみません、途中から忘れてました……。私のことを睨みながら彼女は近付いてくる。


 「桜宮さん、休み時間話せる?」


 拒否を認めない目をしている。怖すぎます。


 「話せる?」


 もう1度畳み掛けてくる。声なんて出せないくらいに小心者な私は、全力で首を縦に振った。


 「そう、良かった。さ、金剛君、席に戻ろう!」


 私と金剛とで声が全然違う。彼女は金剛の腕をとると、席まで引っ張って行った。


 「えっ、いや、その……。オレは」


 途中、何度も金剛が私の方を振り返りながらそんなことを言っていたのは、申し訳ないが聞こえなかったことにした。



 そして昼休み。いつの休み時間か分からずずっとビクビクしていた私は、彩に励まされながらの昼食を終え、峰川に呼び出された。

場所は是澤と話した屋上へ向かう階段の踊り場。


 「単刀直入に、言います」


 「は、はい……」


 すっごい睨まれてる。顔を上げたくないけど、真剣な話みたいだから目を見てちゃんと話したい。


 「桜宮さんは誰のことが好きなの?」


 「……へっ?」


 てっきり、金剛に近づくなー、とか、何で金剛に近づくの、的なことを聞かれると思ってた。


 「えぇーと、私、好きな人いないよ?」


 「はっ!?」


 今度は峰川が驚いたらしい。

 私からしてみれば、その反応の意味が分からない。誰かに猛アタックしてるわけでもないし、イベントのために頑張ってるわけでもない。私的には峰川から逃げられるよう頑張っていただけだ。

 そこをどう見たら私に好きな人がいる、なんて結論になったのだろうか。


 「はぁー、分かった。答えてくれてありがとう」


 「う、うん……?」


 私の頭の中は疑問でいっぱい。

峰川はそんなことを聞いてどうしたかったのだろうか。


 「私が好きなのは金剛君なのは分かるよね?」


 今度は何を言い出すのだろうか。そんなこと見れば一目瞭然だろう。


 「うん」


 そこで峰川は私に1歩近づいた。


 「……邪魔しないでね」


 清楚な見た目の彼女からは考えられない低音。私は震え上がった。そしてちょっと金剛が可哀想になった。

 私は全力で首を縦に振る。半泣き状態だろう。


 「私が言いたいのはそれだけだから!」


 そう笑顔で言いながら峰川は去って行った。

 私は予鈴がなるまでその場から動けなかった。

そろそろ金剛が可哀想です。


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