表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/34

4話.妹系戦士のジレンマ

4話です!

 俺とコロネは同室であるため、セレカ達と別れた後 雑談しながら部屋へ向かった。

 俺らは雑談が好きなんだなー、とつくづく思う。



「兄さん 砥石(といし) 貸してー」


 部屋に着いて、さっそくそれぞれのベッドの上で武器の手入れを始めた。

 コロネに向かって砥石を投げ渡す。


「今度市場行くか……」


 足りない物があったことを思い出し、そんな提案をする。

 そういえば今使っていた砥石も、そろそろ替え時だ。


「いいのっ?!」


 コロネが予想以上に食いついてくる。

 多分、何か誤解をしているような気がする。


「服も甘いのも買わないけどな」


 俺は剣を磨きながら答えた。


「ええええええ」


 一方コロネは、大好きなものを何も買ないのに不満があるらしく、槍をベッドにほっぽって俺へ顔を向ける。


「当たり前だろ、俺たちはギルドの戦士なんだから」

「それもそうだよね。普通の女の子が羨ましいな……」

「ばーか、俺たちは、あのクリムゾンヴェヒターズだぞ?」


 ここのギルドはこの国で1番といっていいほどの力を持っている。

 そのため、毎年たくさんの希望者がいる中、実力を持って選ばれたのが、今ここに居るギルドメンバー達なのだ。


「憂鬱ー」

「デヴィル討伐にチカラ入れろよな」


 話がひと段落して、俺はふと部屋の時計を見る。針は消灯時間の5分前を指していた。


「もう寝っぞ」

「はーい」


 手入れを終えた武器を壁に立てかけ、そのまま部屋の電気スイッチに近づく。


「電気消すぞ」

「はーい」


 電気を消して、急な暗さに慣れない目でベッドを探し向かう。


「明日も平和だといいね」


 ベッドに潜り込むと、コロネが言った。

 セレカが言った言葉にそっくりだ。


「まあな」


 俺はそう答えると目をつむった。

ご覧いただきありがとうございます!

くってるの他サイトも見て欲しいとか思ってないんだからね!!←

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ