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Assassin  作者: 兎鈴
4章 暗殺任務
33/57

33話 極秘会議

 基地最深部、地下7階にある広場に、芽衣と軸座、それに月菜と希留が集まっていた。


「集まったか」


 そう言ったのは、たった今この広場に入ってきた、ヴェルタイト解放軍副将の斎藤晶魔だ。

 にやついているのを見て、軸座は顔を顰める。最も、誰にも視えてはいない。


「本題に入れ」


 希留が低い声でそう言うと、斎藤晶魔は懐から数枚の書類を取り出し、床にぶちまけた。


「そう急かすな。とはいえ時間が無いから、手短に行く。今回お前たちには極秘の暗殺任務を行ってもらう。標的はその書類に全て書いてある。メンバーも、装備の在り処なども全て書類に記した。以上」


 そう言って、斎藤晶魔は踵を返した。


◆◇◆◇◆


 書類を見て、誰もが沈黙した。


「俺らを殺す気だな」


 最初に沈黙を破ったのは、軸座だった。


「メンバーは精鋭揃い。だけど向こうも少数精鋭ね」

「そいつは違うな。桜木、いい事を教えておこう。国軍の数は把握しているだけで1万人くらいだ。俺たち解放軍は6万、数で押し切るミラ軍は18万。確かにこう見れば少数精鋭だが、ここに書いてあるのは9人。明らかに無理だ」

「ただ全てを撃破しなくてもいいんじゃない?軸座は全員殺す気?」

「まさかな。あいつがいる場所までは極力戦闘を避けて、一気に畳みかけて制圧。その時は皆殺しだ」

「侵入経路はこのまま行くぞ。メンバーを集めて明日の朝方にはここを出る。異論は?」


 最後に希留がそういうと、その場にいたメンバーは全員頷く。


「よし、極秘会議は終了だ。吉樹浩二以外のメンバーを招集してミーティングを始める。軸座と私は残る。お前たちは、あっちの方を片付けろ」


 そう言うと、月菜と芽衣が静かに頷き、広場を出ていく。

 残された2人は、しばらく何かを話した後、別方向からこの広場を出ていき、間もなくそこは闇に閉ざされた空間となった。

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