表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

~プロローグ~ 追われながらの異世界へ

初めての投稿です。折角なので付き合って頂けたら幸いです。

「おらぁ!待ちやがれ」

「ッチ、しつこいな」

 ブロック塀に囲まれた住宅街の道を十人ほどの男に追いかけられている少年がいた。

 その少年は黒髪黒目で学ランのボタンを全開にして逃げていた。

 少年は十字路の道を右に曲がりブロック塀をよじ登った。そのまま見ず知らずの民家の敷地内へ軽々と侵入した。そこに誰もいなかったのは嬉しい誤算だった。

 

「クソ!あの野郎どこに行きやがった」

 「おい、俺たちはあっちを探すぞ!」

 「何が何でも見つけるんだ!」

 少年を追いかけていた男たちは目標を見失いバラバラに散らばって行った。

 男たちの足音が聞こえなくなると少年は塀から少しだけ顔を出し辺りを見回した。


「・・・・・・行ったな」

 男たちがいなくなったことを確認しそのまま民家の敷地から出た。

 「たかだか昨日シメて金奪ったくらいで追ってくるなよ。ったく」

 頭をかきむしりながら男たちに少年は悪態をついていた。

 自業自得という言葉をこの少年は知らないらしい。


「・・・・・・ラーメンでも食いに行くか」

 左のポケットから取り出した自分の財布と相談し終わったところで行きつけのラーメン屋へと向かおうと歩を進めたその時

「あぁ?」

 自分の足元から光が出ていることに気がついた。

 その光は一気に少年の体を飲み込んだ。

「な!」

 間もなくしてその光は消えた。

 そこに少年の姿はなかった。 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ