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虹の架け橋  作者: 藤井桜
後日談+サブキャラのお話
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絵美とサポートメンバーの出会い(side絵美&学)*

 麻衣の三月のライブに来た、絵美と学と杏がサポートメンバーに会う過去話です。



 宮城の地元から、今回東京で開催される麻衣のファイナルライブに招待されて来ていた、絵美と学と(あん)は、十時頃に東京に着いた。朝早く、本吉を出発して、仙台で杏と合流した。

 東京駅から今夜泊まるホテルの最寄駅に寄って、コインロッカーに荷物を預けてから、渋谷に移動した。目的は、子供たちのお土産だ。大好きなアニメやゲームのグッズをまずは買ってしまおうと思ったのだ。一度、来ている杏が案内してくれるので、助かった。杏もまた、妹と弟のために選んでいた。それは、このまま絵美に頼んで渡してもらおうと思っている。

 その後に、スカイツリーにやって来た。そして、驚いた事に遥がサポートメンバーを呼んでいて驚いた。ステージに立つ姿は見た事があったが、こうして会うのは初めてだった。



「絵美ちゃん、学、久し振り」

「遥くん、久し振りー!」



 明るい絵美が嬉しそうに突撃しそうな勢いで、遥たちの前にやって来た。連絡先はお互い交換していたので、遥の突然の呼び出しに絵美は嬉しそうだった。遥はその後、広島から来る(かのう)家を迎えに行くと言う事なので、お昼だけ一緒に食べようとなった。



「多分、サポートメンバーしているんで、知っていると思うんだけど、中山荘太郎(そうたろう)、内田(あきら)、森本(たすく)

「えっと、荘太郎くん、晃くん、佑くんだね、こんにちは、初めまして。田中絵美です」



 地元の本吉にベストアルバムのための撮影に行ったのは、レーゲンボーゲンの二人だけなので、サポートメンバーの三人とは会った事は無かったので、初めて会う。あの時は、写真集用の撮影だけで、MV撮影や、録音などもしていないので、サポートメンバーは同行していなかった。



「麻衣は、今日もリハーサルなんだよね」

「ああ、多分、夜はそれほど遅くならないうちに戻ってくるとは思うよ」

「そうなんだね」

「なんか、食べたいものある?」

「あ、やっぱり、ここ来たらあれでしょ!」



 学と杏も絵美の希望で構わないと言ってくれたので、お昼はもんじゃ焼きのお店になった。佑の馴染みのお店があるので、そこに決めた。観光客もそれほど多くはない穴場だって教えてくれた。



「もんじゃ焼きは実は初めてなので、楽しみだよ」

「そうなんだ、美味いからおすすめだよ」

「ありがとう」



 杏は、すごく嬉しそうだ。こうして、遥と一緒にご飯を食べに行く事が初めてなので、嬉しい。前に東京に来た時は、麻衣の部屋で一緒に食事をしたし、実家でも、家で食べたので、どこかで一緒に食べた事はない。しかし、家で食べる方が滅多に無い事でしょう、と突っ込まれていた。



「近所なら、奏子(かなこ)も呼んでいい?」

「じゃあ、愛夢(あいむ)ちゃんも呼んだら?」

「それ、良いね」



 絵美と杏は、顔を見合わせて、更に驚いた。ぽんぽんと有名人の名前が出てくるのだ。麻衣が、芸能人だと言うのを再確認させられた。



「うわ、生Aimu(アイム)ちゃんが見れるんだね」

KANACO(カナコ)さんも来るんだ」



 驚いたのは、田中夫妻だけだ。アイドルの愛夢と、最近では、嘉隆(よしたか)と一緒にステージに立つ事が増えた奏子も知っていた事に、佑は苦笑いしている。



「他にも用事あるの?」

「うん、こっちにいる友達に会う約束しているので、それまでなら大丈夫だよ」

「そっか、じゃあ、奏子ちゃんたちとは、そっちで合流しようか」



 絵美は、浅生(あそう)家に行く前に、友人の文香(ふみか)に会う約束をしていると言う事だった。それまでなら、時間が取れると言う事だった。中々、来ない東京なので、行きたいところは、全部回ろうとするとどうしても時間が足りなくなってしまう。

 若い頃と違って、簡単に行き来が出来ない距離なので、身体が動けるなら行きたいと言われた。それには、まだまだ若いでしょ、と晃に突っ込まれた。



「もんじゃは初めてだけど、広島のお好み焼きは修学旅行で食べたよ」

「ああ、修学旅行って、広島なんだっけ」

「うん、新婚旅行でも食べたよ」

「どんだけ、広島が好きなの」

「違うよ、毛利家が好きなのだよ」



 わー、歴女かぁ、と言ってみんなには笑われた。麻衣が広島に行ったら、会いに行くんだ、と言って更に笑われた。それ、いつになるんだ、と言われている。



「森本奏子です、宜しくね」

「こんにちは、中山愛夢です」

「愛夢ちゃんと杏ちゃん除く七人がみんな同級生なのよね」

「ここに、麻衣さんと浅生さんが入ると更に多くなりますよね」

「確かにそうね」



 絵美、学、遥、荘太郎、晃、佑、奏子がみんな同級生だ。賢ちゃんも来るそうですよ、と言うと更に増える事になる。賢人は嘉隆の幼馴染みだ。


 もんじゃは、全部作ってもらった。荘太郎が受けを狙ってデザートもんじゃを選んでいたが、不思議と美味しかった様で、チャレンジャーな絵美が食べていた。学は、それを見て横を向いて、目を逸らした。



「絵美おばさん、なんでも美味しく食べれる人なんです」

「え、美味しいよ?」



 地元の人間でも好き嫌いが分かれるものに、愛夢でさえ、チャレンジャーですね、と感心した。遥は、デザートもんじゃを頬張る絵美を写真に撮って、後で麻衣に送る事にした。遥に撮ってもらえるのが嬉しいのか、Vサインをしてみせた。



「愛夢ちゃん、奏子ちゃん、ありがとうね。今度は、本吉にも遊びに来てね」

「うん、絶対行くよ」

「麻衣と違って、ちゃんと来てくれそうだね」



 次の用事があるので、そこでお開きになった。絵美はこの後、文香に会うし、遥は慌ただしく、叶家を迎えに行く。サポートメンバーはここで、別れたのだった。



 流石に、これ以上、浅生家に入れないので、ここでサポートメンバーとは別れました。

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