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虹の架け橋  作者: 藤井桜
後日談+サブキャラのお話
501/516

『恋』を歌う嘉くんに突っ込む遥くん

 特定のアーティスト名と曲名が出てきますので苦手な方はご注意下さいませ。



 遥くんに綺麗に突っ込まれた。このコントやっぱり、いいね。コントしてるんじゃねぇ、って遥くんにまた突っ込まれた。(よし)くんと遥くんは、配信サイトで何を歌うか、お互い話し合って決めている様だ。仲が良すぎて被る事があるので、事前の打ち合わせが必要だ。

 前に打ち合わせ無しで、配信サイトに投稿された、『栄光の架け橋』は、みんなに打ち合わせして決めたの? って言われたらしい。打ち合わせ一切無しで被ったって言ったら、驚かれたらしいね。

 それで、今回は嘉くん事前に遥くんに歌う曲を話したら突っ込まれたわけだ。



「最後のフレーズ歌いたいだけだろ」

「あ、分かった?」



 嘉くん、あっさり見破られて笑っている。星野源さんのこの曲は、明るくて好きな歌だ。この声質まで出せるなんて嘉くん本当にすごいな。



「遥くんは何を歌うの?」

「俺か? 俺は山﨑まさよしさんの『One more time、One more chance 』を歌う」

「おお、それ聞きたい!」



 別に最近、被っていない様な気がするんだけど、やっぱり、打ち合わせって必要なの、って嘉くんが言っているけれど。私は事前に知れるのも嬉しいね。私が高校時代の文化祭で歌ったセトリと(あん)が高校の文化祭で歌ったセトリは嘉くんと遥くん二人で交互に歌って終わった。そして、じゃあ、何を歌おうかってなった様だ。最初は打ち合わせはせずに各自で歌っていたのだが、『栄光の架け橋』で被ってしまったからね。



「遥の選曲って、前に麻衣がカオスだって言ったよね」

「ああ、あれか。車で流した曲」

「うん、あれから歌えば?」

「そうか。それでも良いな」

「なんか、麻衣が嬉しそうなのが悔しいけど」



 え、だってそうなると、『砂の惑星』とか歌ってくれますか。遥くん、私を見ながらぼそりと呟いた。いやいや、それは、みんなの前で披露するほどの腕前ではありません。確かに、こないだ、遥くんの知り合いのお店でメンテナンスしてもらったけどさ。



「俺、別に三味線で弾き語りしながら歌えって言ってないよ?」

「え、た、確かに!」

「三味線だけでも良いし。歌だけでも良い。もちろん、両方でも良い」



 『千本桜』は三味線で弾ける。歌も歌える。でも、弾き語りは無理だ。もしも、やるとしたら時間が必要だけどそれは無理だよ。無言になった私に遥くんは、ちょいちょいと手招きした。そして、三味線持っておいで、と言った。遥くんの言う通り三味線を持ってくると、続けて『千本桜』を弾いてと言われた。これ、どう言う事だ。



「え」



 突然、遥くんが『千本桜』を歌い出したのだ。いやいや、なして歌えるの? 嘉くんが驚いた後に笑い出した。二人でやるの、ずるいって言われたけれど、私も思っても見なかった事ですよ。最後まで、歌い切った遥くんは満足そうだ。あの時、遥くんの車で聞いたセトリの中には『千本桜』も入っていた様です。ほんと。遥くんの歌のチョイスがカオスです。


 面白かったのは、嘉くんが一時間でものにした事だ。流石に歌詞を見てたけど、どれだけ、羨ましかったんだよ、と遥くんに突っ込まれていた。



「ほら、遥。一緒にやる。麻衣は弾いてね」

「それ、仕事に活かせよ」

「え、これも俺にとって仕事だよ?」



 遥くん、大きなため息を吐きながらも一緒に歌ってくれた。これ、録音して、三人の配信チャンネルでまとめて投稿しようと決まった。あ、これで、私が三味線弾けるのが公になったよ。まぁ、プロフィールに書いてはあるんだけどね。前に地元で弾いた時のは、配信サイトにあげていないし、よさこいはまだ先だ。


 案の定、SNSが大変な事になったよ。これ、どうしてくれるんだ。



 カバーするお話が続いています。もう一本、投稿予定でいます。

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