表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虹の架け橋  作者: 藤井桜
後日談+サブキャラのお話
500/517

その歌の歌詞に納得された

 特定のアーティストの曲が出てきますので、苦手な方はご注意下さいませ。



 私は、配信で何を歌おうかと考えていた時に、ふと、チャットの書き込みを拾った。こうして、聞いてくれる子がリクエストをくれる事がある。流石に全部のコメントを拾う事は出来ないけれど、でも、この曲は歌ってみたいな。この曲は有名な曲だし、前に遥くんが配信で歌っていて受けていたんだよね。なので、私も歌ってみようかなと思った。


 通しで歌った事がなかったので、作業部屋で練習していたら、(よし)くんが入って来た。ノックの音も聞こえないし、ここは二人の、と言うか他にも遥くんとか使ってくれているんだけど、暗黙の了解で、ノックなしで入っても構わない場所だ。なので、仕事部屋なので、いちゃいちゃも禁止だ。

 嘉くんは、私と視線を合わせて驚いた様だ。これ、笑いを堪えている表情だ。うん、私が歌うと思わなかったようです。


 歌い終わったけれど、ちょっと息切れしている。この歌、辛いな。難しいって言う理由もあるんだけど、それだけじゃなくて疲れる。分かっていたはずだった。



「麻衣」

「ごめ、ちょっと、休ませて」



 座り込んだ私に、嘉くんはテーブルの上に置いてあった水の入ったボトルを差し出してくれた。言いたい事はわかる。落ち着いてようやく喋る事ができる様になった。



「お疲れ様、頑張ったね」

「うん」

「高音って、出せるんだね」

「喉に負担がかかるから、普段はやらない」

「でも、テンション高めの歌なのに、相変わらず、テンションが低い」

「それ、よく言われるんだよね」

「うん、そのテンション低いの俺好き」



 テンションの低さを褒められるとは思っても見なかった。じゃあさ、と言って明るい曲を歌ってと言われた。それで、なんでアイドル曲なんですか。



「前にカラオケで歌った『Wink』さんの曲の時に、ダンスも含めてうまいなって思ったんだよね。あれも、やる気が無いって言うか。テンション低かったよね」

「やる気はあったよ。テンションは低いのは私の通常運転だから」



 愛夢(あいむ)ちゃんの歌も歌える。でも、やっぱりテンション低いよね、と言われる。それ、私の持ち味だから、良いのです。開き直っているって笑われた。

 それと、もう一つ、これも言われると思った。有名な曲なので、嘉くんも歌詞を知っているはずだ。全部、知っているかは分からないけれどね。



「この歌の歌詞ってさ」

「うん」

「麻衣の事歌ってる? って思う歌詞だよね」

「あー、あなたが思うより健康です、って言うところ?」

「うん、風邪も引きにくいしね」



 バランスの良い食事を食べて、体調管理はきちんとしている方だよ。食べる量が少ないだけで、散歩をしているし、だから、見た目がこうでも健康なんですよ。



 この歌を歌ったら反響がすごかった。いや、受けを狙ったわけじゃないんだけどな。でも、喜んでもらえて嬉しいです。でも、結構、辛かったので出来れば今度はバラード曲が良いかなぁ。ちなみに、嘉くんは早々に歌えないと匙を投げました。ちょっと、聞きたかったんだけどね、残念だ。



 adoさんの『うっせいわ』を歌う麻衣です。歌詞を聞くたびに麻衣の事を言っているのでは? と思う歌詞ですね。麻衣は、ご飯少ないけれど、健康です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ