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001話:白い

 疲れた。

 50も近くなってくると、丸一日重労働はけっこう堪える。

 突然無断欠勤した新人が、電話で退職を伝えてきたことでモロにしわ寄せを食らってしまった。

 まぁ、自分で言ってきただけましだ、なんて社長は言っていたけど。

 「最近多いんだよねぇ、うちもやられたよ、やっと仕事覚えてきたと思ったらいきなりやめちまうんだ、狂ってるよな、世の中さ。

 退職代行なんて連中までいるんだろ?」

 今日最後の訪問先だった商店のご主人が同情してくれたのがせめてもの救いだった。

 人によっては、やめた社員にパワハラでもしたんだろう、なんて、こちらが責められることもあるんだからたまったもんじゃない。

 「最近はスマホで職探しができるから、うちみたいに小さい所は足掛けにされるんだよね。

 とりあえず就職だけして、適当に仕事しながら条件のいいところ探してるんだよ。

 ホント、やってらんないわ。」

 なんて、気が付いたら逆に愚痴を聞かされる羽目になった。

 コミュ力に乏しい俺としては、仕事以外ではあまり人との付き合いはしたくないんだがなぁ、延々相手をする羽目になって仕事押すわで大変だった。

 俺、オンラインゲームですら対人関係が面倒で逃げ出したくらいだからね。

 まぁ、長いこと仕事を続けてきたので上辺だけの会話はそれなりにできていると思うけど。

 あ、新人が辞めたのは俺のせいじゃないぞ。

 俺とはほとんど接点なかったし。

 しわ寄せ喰らったのは単純に俺の手が空いていたから。

 今日は早く帰りたかったからちょっと頑張った結果、一番暇そうに見られてしまったわけだ。

 クタクタになりながら我が城、安アパートの一室にたどり着くと、着替える前にPCの電源を入れる。

 4週6休、祭日は関係なしと休日は少ない。

 それだけでも最近はブラック企業だとか言われるんだろうけれど、残業もほぼ無いし、今日のようなイレギュラーが無ければ仕事自体も辛く無いし給料だって安過ぎはしない。

 まぁ、調査方法が胡散臭い年代別平均給与よりはだいぶ見劣りするけど。

 そもそも、俺が就職した時代は週休1日が当たり前だったし、仕事なんて見て覚えろだったしな。

 今の世の中がヌルゲー過ぎると思わなくもない。

 そんな俺が安アパートに暮らすのは、単純に通勤に都合がいいからだ。

 徒歩5分、PCゲームと好きなバンドや芸人のライブ映像を見ることが趣味の俺にとっては、住まいなど雨風がしのげればいいし、通勤に時間を取られるなんて無駄でしかない。

 痴漢冤罪とか怖いしさ、混雑時は電車やバスに乗らなくていい生活を心がけている。

 今日も何とか残業まえに滑り込みセーフで帰宅(体はきつかったけど)。

 いつものようにゲームを立ち上げ、夕食のパンにかじりつく。

 準備する時間ももったいないから夕食は適当なのだ。

 ゲームなんて無駄な時間だと言う連中もいるけれど、どうせ短い命だ、やりたいことを一秒でも長く続けたい。

 特に今日は、待ちに待った新要素追加があるのだ。

 ダウンロード、インストール中にサッとシャワーを浴びて着替えを済ませる。

 いつもと変わらぬ夜を、いつものようにすごしていた。

 

     ** 

 

 何もかも真っ白だ。

 気が付くとそこに座っていた。

 見渡す限り何もない。

 ただただ真っ白な空間。

 何でこんな所にいるんだろう。

 たしか、いつものように自分の部屋でゲームをしていたはずなのに。

 いつもと変わりなかったはずなのに。

 それが、突然目の前が真っ白になって・・・。

 そしてここにいる。

 俺、死んだ?

 家系的にあり得る。

 心臓疾患による突然死。

 親も叔父も祖父も曽祖父も、還暦を迎える前にパタリとこの世を去った。

 おれは・・・10年も早く逝くことになってしまったか。

 一応治療は受けていたんだけどなぁ・・・こんなことなら治療になんて金使わずに・・・いまさらか。

 それにしても、死後の世界ってマジであったの?

 なわけないか。

 ないよね?

 夢?

 ・・・かな?

 まさか誘拐なんてことは無いよな。

 だいたい、自分の部屋からここに来る(?)までの記憶が全くないし。

 瞬間移動でもしたのかよって。

 やっぱり夢だよな。

 たまにおかしな夢を見ることはあったけど、ここまでおかしな夢は記憶にないなぁ、起きた時覚えてられるかな、この奇妙な感覚は誰かに話したいぞ。

 うまく話せる自信は無いけどな。

 そうか、覚えていないだけで、前にも見ている可能性はあるかもしれないんだよな。

 ・・・何で俺、こんなこと考えてるんだ?

 どうも、頭がこの状況についてこないみたいだ。

 パニックになることだけは避けたいよな。

 たまに見るパニック物の映画では、そういったキャラから死んでいくもんね。

 散々騒いだあげく、あっさりと殺されたりするんだよ、見せしめみたいにさ。

 あ~やだやだ。

 それにしても、なんなんだこれ。

 夢にしては何も起こらないし、そうでないとしたら現実味がなさすぎる。

 何より、俺自身が落ち着きすぎている。

 こんなシチュエーションは初体験だから、意外とこんなもんなのかもしれないけど。

 う~ん、リアクション芸人にはなれそうも無いな。

 なんねぇって。

 と、思ったら、すぐ隣に人がいることに気が付いてビクッとしてしまった。

 なんで気が付かなかったんだろう。

 あれ?

 隣だけじゃない。

 そこら中に人がいる。

 なんで気が付かなかったんだろう。

 いかんいかん、冷静でいようとしていたのに、完全に飲まれてしまっているぞ。

 気が付かなかったで済む状態じゃないぞこれ。

 ・・・ん?ちょっとまて、本当に人なのか?

 気が付かなかっただけなのか、突然現れたのかよく分からないけど、周りをよく見てみる。

挿絵(By みてみん)

 白い。

 輪郭が影のように黒っぽく見えるだけで、顔も何も真っ白だ。

 何でこれを人だと思ったんだ?

 やっぱり夢か。

 そりゃそうだよね。

 この異常事態の中で俺、落ち着きすぎてるし。

 夢ならまぁ、慌てることも無いか。

 夢の中で夢を自覚することはたまにあるんだよ、明晰夢って言うんだっけ?そういったときはたいていすぐに目が覚めるんだ。

 今回もそうだろう。

 すぐに目が覚めるさ。

 ・・・よね?

「「ようこそお越しくださいました。」」

 突然頭の中に、直接響く声。

その声に、全身が泡立つような不快感を感じた。

 「「私は皆様の案内人を務めさせていただきます、#☆▽×◆・・・失礼、皆様方には認識できませんでしたね、お気軽に案内人とでもお呼びください。」」

 周りの人影もざわつく。

 そちらはちゃんと耳から音が、声が聞こえる。

 音が耳から聞こえるというだけのことが、こんなにも安心感があるとは。

 それだけ頭に響いた声に対する不快感が強い。

 何処を見ても、声の主はサッパリ見当たらない。

 なのに、すぐ近くにいるかのような存在感。

 「「皆様方は、多大なる犠牲のもと異世界より召喚されました。」」

 再び頭の中に響く声は、どこか芝居がかっていた。

 (異世界? 物語じゃあるまいし。)

 「召喚って、ラノベとかでよくある?」

 「マジか?勇者か?オレ。」

 「何わけわかんねーこと抜かしてんだよ!」

 ちらほらと反応する声が聞こえるが、大多数が状況についていけていないまま呆然としている。

 俺もその一人だ。

異世界召還って、物語の中の話だ。

ご多分に漏れず俺も読むのは好きだが、さすがに現実になるとは思っていない。

なるはずがない、と、思っていた。

だいたい、多大なる犠牲って何だよ、ラノベとかだとダメ召喚の典型じゃん。

「「皆様はこれより、とある世界にて生活していただきます。

 どこに転移するかは運次第ですが、どう生きるか、どう死ぬかは皆様の自由です。」」

・・・

 え?

 それだけ?

少し間が開いて、先ほどよりも多くの反応が声の主に対して浴びせられる。

「無責任だ」「もとに戻せ」「ふざけるな」といった怒声が多いが、「勇者とかじゃないのかよ」「魔王は倒さなくていいんだ?」「当然チートはあるんだろ?」と言った、つぶやくような声、「家族がいるんだ。」「仕事が・・・。」「死にたくない。」などの、縋り付くような声も少なくない。

 俺の感想は”無責任だなぁ”である。

 ホスト役ならもっとちゃんとしてほしいものだ。

 だいたい、何の情報も与えられず異世界に放り込まれるなんて、夢だとしても適当過ぎる。

「「召喚主様が求めるのは非常に困難な望みなのです、が、それを叶えられる可能性のあるであろう皆様を私が選別しお呼びしました。

 非常に困難な望みゆえ、どう捉え、どう導くかは皆様次第。

 というか、新しい世界で生きていただくだけでも契約は成立するようなものですので、皆様には何の制限もありません、自由を謳歌なさってください。」」

 自由を謳歌って、それができるのって相当恵まれた環境の一握りの勝ち組だけに許された特権なんだが。

 誰かが言っていたみたいにチートでも貰えるのか?

 「なんだよそれ、ザックリし過ぎて意味わかんねーわ!」

「もっと詳しい説明を!」

 周りの叫びももっともなことだよね。

「「先ほどお伝えしたとおり、皆様を召喚し、生存していれば私の契約内容は成立しますので、それ以外に尽きましては管轄外です。」」

 ときた。

 役人かよ。

「待ってくれ!私には家族がいるんだ。仕事だって!異世界だか何だか知らないが、そんなことにかかわってる暇はない、すぐに帰してくれ!」

 「俺だって、やっと就職先が見つかったばかりなんだ、こんなことに巻き込まないでくれ!」

そんな切実な声を皮切りに、あちこちで帰せコールが始まった。

 これって、逆切れされて殺されたりしないよな・・・そんなシーンを何かで読んだ気がするんだけど。

 「「ご安心を。そのような憂いがないように万全の態勢でお招きしましたので。」」

 静かに頭に響く声に、自分の声も聞こえないような大音量の帰せコールが押し殺された。

 騒然とした中、ささやくような声量に聞こえるのに、どんな声よりもハッキリと聞こえた自称案内人の声に恐怖を感じた。

 一瞬前とは打って変わって静寂が空間を支配する。

 キーン、と耳鳴りが聞こえる。

 「「まず、元の世界の皆様はそのまま、これまで通りの生活をされています。

 お呼びした皆様は、魂の一部、かけらにすぎません。

 ご家族にも、お仕事にも何の問題もございませんので、ご安心ください。」」

 理解するのに少し時間がかかった。

 もう戻れない。

 仮に戻れたとしても、自分は別にいるってこと?

 じゃあ、今いる俺は何なんだ?

 クローン、とは違うか、コピーでもないし。 

 ”かけら”って何なんだよ!

 これまで感じたことのない恐怖と不安が頭の中をかき回す。

 そして気が付いた。

 見つめた両手が白い。

 それだけじゃない、足も、体も・・・自分もほかの人影と同じ、全身が真っ白だった。

 飯田(はんだ) 真一(しんいち)という、アラフィフ独身会社員の日本人ではない。

これ、人間・・・なのか?

「「魂はかけらですが、足りない分は召喚主様の多大なる犠牲によって補填させていただきましたのでご安心を。」」

だから召喚主の犠牲ってなんだよ!

召喚主とやらは死んでるとか?

魂を補填って、自分の魂に、異物を、召喚主の魂だかを混ぜられたとか言わないよな・・・血の気が引いていく感じがする。

 指先からすうっと、冷たくなっていく感覚。

「「さらに、皆様に新しい生活をご堪能いただくために、直前に皆様がやっておられたゲームを皆様の力として組み込ませていただきました。

 皆様風に言うと、チートというやつでしょうか、大サービスでございます。」」

直前までやっていたゲーム?

 マジか?

 なら、何があっても乗り越えられる自信はあるぞ。

 それだけの時間と情熱をかけてきた。

 俺がホッとした半面、周りでは違う反応を示す人(?)が少なからずいた。

「まってくれよ。ゲームを組み込んだって・・・私がやってたのは将棋だぞ!何の力になるんだよ!」

「俺だって、レーシングゲームだぞ!RPGやFPSならともかく、役に立たないじゃないか!」

「俺始めたばっかりでまだレベル13だぞ!不公平だ。」

 再びざわつき始める。

 みんなばらばらのゲームなのかよ。

 いったい何の基準で選ばれたんだ?

 ゲームならなんでもいいのかよ、いい加減すぎないか?

 「「知らねぇよ。」」

 突き放すようなこの一言で再び静寂に包まれた。

 それほど、声に含まれた威圧感のようなものを強く感じた。

「「皆様の世界のゲーム事情には興味ありません。

 プログラム、というのですか?同じような法則で作られていましたし、この世界とも相性が良さそうでしたので利用させていただきました。

 なにせ、召喚主様のご要望が非常に厄介でして、柔軟に対応した次第です。

 あ、でも一応、数値のバランスはとらせていただきましたよ、何せ、同じ意味を持つはずの数値でも、ゲームによって呼び方が違ったり、同程度の性能でも全く違った数値だったりで、大変苦労しました。」」

 見えもしないのに、おどけた道化師のように汗をぬぐうしぐさを連想してしまった。

 それがなんだか腹立たしい。

「「でも、不公平っていうのは確かにそうですね。

 いけませんいけません、皆様に新生活を満喫していただくためにも、不公平はいけませんね。

 レベルでしたっけ?

 ランクとか言う名称のものもあるんですね、全く面倒な。

 とにかく、これの数値がザックリとした強さのバロメーターになるんですね。

 では、皆様公平にいたしましょう。

 1なら問題ないでしょう?新生活のスタートなのだから、心機一転という意味でもよい数だ。

 そうそう、所持品も無くしておいた方がいいですね、これなら皆さん平等だ、スバラシイ!」」

 ちょっと待て・・・レベル1で所持品無しだと?

「ふざけんな!レベル1だと!!オレは150以上あったんだぞ!」

「所持品って、装備無しかよ!それのどこがチートなんだよ!」

「レベルも所持品も私がやってたゲームには関係無い!どうにかしてくれ。」

そこら中で怒声が響く。

「「あと、この世界の常識くらいは植え付けて差し上げましょう。

 良かったですね、何もわからず野垂れ死にするリスクが減ることでしょう。」」

 怒声を無視した物言いに、騒ぎは収まるどころか全体に波及していく。

 そんな中、嫌な考えが浮かんだ。

 「野垂れ死にするリスクが減るって、まるで、ほとんどがすぐ死ぬみたいな言い方じゃないか。」

 ぽつりとつぶやいた一言が、怒声をぴたりとやませた。

 全員の顔が、こちらを向いているように感じる。

 自分でも聞こえないくらいの声量だったはずのつぶやきが、はっきりと、全員の耳に届いたようだ。

 姿も見えない案内人の顔が、邪悪に笑ったような気がした。

 冷汗が全身から噴き出すような感覚にとらわれる。

 あの怒声の中、なんで俺のつぶやきがみんなに聞こえた?

 ひょっとして俺、利用された?

 何のために?

 静かにさせるため、なんて、案内人の声はどんな状況でも届くんだから必要はない。

 なら理由は・・・

 「「正解です。

 異世界の事情など、一悪魔にすぎない私に分かるはずもございません。

 だから、とりあえず数を揃えました。

 契約は召喚主の望みをかなえるため、とりあえず大量に召喚したにすぎません。

 ですから、最悪1人でも残れば十分、残りは全員死んでいただいても差し支えはありません。

 まぁ、10万の魂の代価ですので、少しだけサービスさせていただきましたが。」」

 サラっととんでもないことを、いくつも言いやがった。

 誰も一言も、身動き一つしない。

 どこかで案内人を神様だとか、それに近い存在だと思い込んでいた。

 それなら、どんなにひどい神でもすぐ死ぬような扱いはしないだろうと。

 いや、ラノベにはとんでもないクズ女神とかたまに出るけどさ。

 にしても、召喚や転生時に出てくるのが神様だなんて、それこそ物語の中のお約束じゃないか、なのに、そうだと信じ切ってしまっていたなんて。

 代価が10万の魂?つまり10万人死んだってこと?

 あちこちですすり泣くような声が聞こえ始めた。

 それがだんだん連鎖していく。

 大狂乱になるまで時間はかからなかった。

 このためだったんだ・・・。

 この大狂乱のために、俺の声にもならないつぶやきを利用された。

 「「では皆様。良い人生を。」」

 阿鼻叫喚の中、真っ白な世界が暗転する。

 真っ黒な世界に。

 周りの人の気配も無くなった。

 どこに落とされるんだろう。

 まともなところだといいなぁ。

 俺が最後にやっていたゲーム、それがレベル1で所持品も無しで始まるのなら、かなり不利な条件になる。

 テーブルゲームとかよりはましなだけだ。

 相当気を引き締めないと。

 とにかく生き残る、まずはそれだけを目標にしよう。

 大きな不安と、小さじ程度のワクワク感。

 静かに、ゆっくりと深呼吸をして覚悟を決めた。

挿絵は元画像を描いて(下手の横好き)、それをAIでカッコよく生成してもらって、それをさらに書き足したり手を加えたりしております。

リアル方向の画像を生成していたのですが断念しました。

規制が多く、狙った画像を生成できないためです。子供の画像を生成しようとすると、不気味な頭の大きい人物が出来たり、違反ワードが含まれるとして生成できなかったり・・・

いつまで続けられるか分かりませんが、1話に1枚以上入れられるように頑張ってもらいます(AIさんに)。


よろしくお願いいたします。

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