リッチなゴブリン隊長「3」
とりあえず一撃を返す。ゴブリン隊長の攻撃力が高すぎて今のところエリートモンスターから逃げる余地がない、まったく向こうの動きを見ずひたすら逃げると多分追い殺されるだろう。すなわち俺を生かす方法は一つしかない、エリートモンスターを撃破それだけだ。
ヤバい、緊張してきた、すこしだけ手汗も湧いてくる。ヘルメットをつけたまま感覚が混じりこむ、キャラクターのかそれとも現実世界俺の手汗のか見分けられない。
俺は相手のHPを減りつつ後退して、できるだけ自分のHPを保証しながら攻撃する。幸いゴブリン隊長の動きが簡単で読みやすい、攻撃パターンはほぼ一つしかない、避けるのも易くなる。
ようやく向こうのHPを100以下に減ってしまて、自分はまだ200のHPを持っている。
「118」
ダメージ数字が俺の頭の上から飛んでくる。
ヤバい、相手に集中し過ぎで後ろの道を確認するのを忘れた、後退途中で木に邪魔させこの一撃避けなかった。
ゴブリン隊長斬った後、まだ剣を高く挙げて、どうやら連撃のスキルはもうクールダウンが終わった。
「フー」俺は吐息しながら相手の動きをじっと見つめる。ゴブリン隊長の動きは簡単なのさ、冷静すれば避けるのも不可能じゃない。
ゴブリンは剣を高く挙げて俺の頭狙い斬ってくる、俺は息を詰め、先ゴブリンの動きを思い出す。からだを左右に移動して、動き跡が綺麗な折れ線になった。
「MISS」
「MISS」
「MISS」
避け終わり俺は錆びたナイフを順手で下からゴブリンの腹に刺し込む。
「86」
赤い数字が飛びながら、ゴブリン隊長が鳴いて倒した。暖かい光が降ってきて、俺もレベル10になった。
主人公やっとレベル10になった!パチパチ!
この先物語がようやく面白くなったので、期待してくれると嬉しいです