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JKがうちに来た!?「4」

久しぶりの更新です!

ブクマなどよろしく!

「いや、何でもない。俺の返事は変わらなくNO!だ、だってお前の言うことはありえないからだなぁー」


「えっ?なんで?私佐藤さんのこと好きですよ。長く付き合えば本当に恋人になるかもしれませんし」


「なぜ俺もお前のことが好きだと想定したの?」


「じゃ佐藤さんは、私のこと、嫌い?」


彼女は手を後ろに回し軽く腰をかがめる。制服と体の隙間に女性だけの柔らかさがほのかに見えて、下から上に見上げる目つきも僅かに誘惑ようになった。


正直、男なら誰でもこんなかわいい子に嫌いって言えるはずがない。清純で可愛い顔加えてちょっと色気をアピールするような動き、俺の心臓の鼓動が一瞬に加速した。


しかしエリと向き合った俺は、手を手刀の形で彼女の頭に叩く。


「いったいいい!」


彼女は叩かれたところを手で覆って、泣きそうな様子で言う。


「なんでだよ?なんで私を叩くの?」


「未成年のくせに生意気するな」


俺はちょっと熱気に染めた顔を横に向けて、自分の不自然を隠す。


「それにそこはポイントじゃない、お前の思考方全てがあますぎ。俺の答えは変わらずNOだ」


「今お前の目の前の選択肢は三つがある。


一つ、住所を教えて俺がお前を家まで送ってやる。


二つ、自分が家族と連絡して向こうがお前を迎えてくる。


三つ、俺が110番に通報して警察さんがお前を家まで送る。


十分の思考時間をあげるから、落ち着いたら教えなさい」


俺は少々かたい言葉をエリに伝い、このありえない芝居を終わらせようとした。


はっきり言うと、目の前の女の子が完全に問題児だ。自分はエリの事情が全然了解したことがないが、全体的な雰囲気から彼女のことが大体推測できる。


このような良い女子高に入学できたことから、彼女が結構裕福、そして伝統的な家庭を持ってるのはほぼ確定。そして彼女の常軌を離した発想と、何の後先を考えずに俺のところに来た行動。こうして厳しい家訓と彼女自由の生き方、それのおかげで彼女はきっと親と何度もケンカして、最後にこういうことになったのだろう。


こんな家族ケンカは犬も食わない、俺みたいな他人が混ぜりこむのはさすがにごめんだ。


エリの目元が微かな赤に染めて、どうやら俺の硬さに傷ついたのだろう。彼女は少しかわいそうに、頭を垂れたまま小さな声で言った。


「嘘つき。佐藤さんが手伝ってくれるって言ってたから、佐藤さんのところに来たのです」


「っ......」


「私誰でもいいわけじゃなく、佐藤さんだから助けを求めて来ました。体験会の日もゲームに出会った日も、佐藤さんいつも助けてくれて、だから佐藤さんならきっと何ができるのかなぁーと思って、こんなことをしちゃった」


俺の話しは詰まって、一瞬何の反論もできなくなった。確かにあれは自分の言うことだけど、あくまで人生相談とか、愚痴を聞くくらいのことだと思ってあんな話を言った俺は、こんなことになるとは思えなかった。


けど約束は約束だ、お世辞だろうとも何だろうとも、口から出た言葉は返さない。


「っハー......」


俺は深くため息をつき、イライラと頭の乱れた髪を掻きながら言う。


「これは俺一人が決められることじゃない、少なくとも家族と連絡、そしてここの住所を教えてくれ、なにもそれからだ」


俺は目の前にまだ拗ねっている子にまた思わずため息を漏らした、きっと世の中の親心はこんな感じだろう。まだ親になっていない、けどもう親の苦労を味わっている俺は深く感心した。


「エリ、いきなり家出するなんで、向こうもきっとお前のことを心配しているぞ。まず親と連絡して、それから話そう、俺も手伝うから」


口調が柔らかくなった俺に向かったエリが、ちょっと嫌々そうだけど、もぐもぐと口を開いた。


「じゃ携帯を貸して......持ってないから」


ほっとした俺は、携帯をロックダウンしてエリに渡す。


「うん......私は大丈夫......友達の携帯......○○近くの○○マンション、○○室......うん......うん......それじゃあ」


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