砂糖が甘くておいしい「1」
あの時の俺が時間が迫ってくるのにID全然思いつかないから焦ってこんなIDを入力した。
終わった、あっ、別にゲームに不満とかあるじゃなく、ただ……ちょっと……死にたい……
ダメダメ、こんなことでへこんじゃダメ。そう、IDぐらい誰でも気にしないのさ!
周りにプレイヤーがどんどん現れ、みんなもアカウント作成できたようだ。俺は首を横に振り、混乱の思考を頭の中から捨てて、まずゲームに集中する。
足を運び、視界なかの村に向かっていく。周りのプレイヤーが直接森の方向へモンスター討伐に行く人が結構いるけど、こんなゲームにはクエストを受けるのが必須だな。歩きながら、自分のプロフィールをチェックした。
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名前:砂糖が甘くておいしい
種族:人間
職業:盗賊
LV 1
HP 100
攻撃力 2 ― 3
防御力 2
知力 0
クリティカルヒット率 0%
命中率 0%
回避率 0%
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装備品は拾った木棒、ボロボロな服とボロボロなパンツ、かわいそうな装備だな。
プロフィールを閉じ、周りの様子を見ながら困りそうな人を探す。すると、ボロボロな鎧をかぶり、木製のやりを持って、見た目多少汚いおじさんが真正面から向かってくる。頭の上に字が浮いてある:レオン村の護衛エイデン。
とりあえず声をかけよう。
「エイデンさん、困りそうな顔つきだな、何があったのか?」
「分かるかい、坊や。実は最近、村の周辺に出没する魔物の数が増えたんだ。俺たちだけでは手が回らないんだ。」
「良ければ俺が手伝えますか」
「お前?」
彼は手をあごに当てて、俺のこと疑いそうに観察する。
「まあいいだろう、今は別の頼れる人もいないから、魔物退治のクエストをお前に任せるか」
来た!定番なヤツ:魔物退治。躊躇なし受けよう。
「じゃあ早速腕を見せよう、村外のスライム十個を倒して、落としたスライム粘液を持って帰りなさい、その時報酬をお前に与えよう」
ジン——シリーズクエストを受けました!
クエストを受ける時の効果音が響き、クエストページが現れた。そこに緑色の魔物退治クエストが載っていた。けどシリーズクエストは何かってちょっと気になるが、とりあえずスライムを倒しに行こう。
村を出て、いくつのスライムが荒野に飛び跳ねている。こっそりと一匹のスライムに近づき、木棒を振りかざして一撃を加えた。
「7」
白い数字がスライムの頭から飛んでくる。ダメージは攻撃力より高いな、どうやら複雑な計算式があるようだ。
スライムの行動が鈍くて、回転の隙にもう一撃。
「13」
今回は黄色の数字が飛んだ、なにこれ、クリティカルヒットなのか、それとも弱点攻撃か。まあいい、それは後に調べよう。スライムがようやくこっちに向き、からだが跳ねて体当たりしにくる。
「6」
スライムが俺の腹にぶつかて、自分の頭からダメージ数字が落ちた。
いってえええ!!!!くない。痛みで叫びたいけど、痛覚があんまり通じてこない、何だろうこの感覚、腹が軽く叩かれたような感触だ。殴られたという痛みは少しだけあるが、まるで三歳児のパンチのようだった。
もう二撃追加して、このスライムを倒す。スライムのHPがゼロになり、死体が光った埃のように散ってしまい、地面に緑色の粘液と銅貨一枚が残った。
レドリームの貨幣システムは銅貨百枚=銀貨一枚、銀貨百枚=金貨一枚。一番やすい貨幣だけど、このレベルだしありがたく頂戴しよう。
ねばねばの粘液と銅貨を拾って、バッグに投げる。経験値が三分の一ほど増加した、あとニ匹倒したらレベルアップか。
よし、頑張るぞ!
まだニ匹を倒すと、金色の光が俺の身体を照らし、暖かい熱流が胸の中から湧き出す、レベルアップだ。HPが150になるし、消費した分も回復した。
そしてステータスポイントも5点がある。選択できるステータスはSTR「ストレングス」、VIT「バイタリティー」、DEX「デクステリティ」、AGI「アジリティー」、ING「インテリジェンス」。
INGはまず除いて、盗賊は物理職業なので、INGとは無縁だな。VITは基本的に戦士と牧師の選択なので、これも排除。
STR、DEXとAGI、この三つは盗賊にとって有利だけど、DEXは命中率、クリティカルヒット率に、AGIは回避率と命中率に影響するステータスなので、装備が揃っていない場合収益性が低い、ここはSTRのほうが一番だな。