JKがうちに来た!?「1」
夜の一話です!
いよいよ、JKが来ました!
佐藤いつきこれからはどんな生活を迎えるだろう
これから物語はどんどん面白くなるので、期待していただけたら嬉しいです!!!
とりあえずこれを考えるのを辞めて、地図をバッグに投げエリとレベラゲに行く。
こうして二日間ずっとレベラゲの仕事を繰り返して、ちょっと重複度高い日常になった。
最初皆レベラゲの情熱が冷めてしまい、毎日必死にプレイしていたプレイヤーが一部しか残らない。加えて毒牙の短剣の強さ、俺とエリのレベルがかなりの上位になった。
そしてLV20後、別の職業のレベラゲ効率もどんどん上げ、今最上位にいるのは主に魔法使いと盗賊だ。
二日間新しい装備をゲットし、レベルアップしたおかげで、俺らのステータスまた上昇した。
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名前:砂糖が甘くておいしい
種族:人間
職業:盗賊
LV 26
HP 1550
攻撃力 118 ― 125
防御力 75
知力 5
クリティカルヒット率 2.1%
命中率 1.5%
回避率 1%
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名前:レモンエリ(戦士)
種族:エルフ
職業:戦士
LV 25
HP 2450
攻撃力 68 ― 71
防御力 230
知力 -10
クリティカルヒット率 0%
命中率 0%
回避率 0%
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最初あった日と比べて、エリも結構成長していた。時々モンスターを怖がって俺の前に居たくない以外、盾を装備した彼女も立派なタンク役になっちゃった。
最後一匹のモンスターを倒し、冒険者ギルドから受けたクエストが全部完了ということで、俺は一息を吐いて腰を伸ばす。
「んんー、終了終了。エリはどうする?まだレベラゲしたいなら付き合うけど」
「うん?あっ、うん!今日はいいや、お疲れ様でした」
エリは僅か不自然に手を左右に振りながら俺に言う。振り返てみると今日一日レベラゲした時、いつも元気していた彼女と違い、ちょっとぼんやりの気がした。
「どうされましたか」
「うんうん、何でもない」
ちょっと無理やりに笑顔をして、俺を心配させたくない様子でそう言ったエリは、絶対何でもないの状態じゃなかった。
この三日間の付き合いで分かったことがある、それは彼女が気持ちを隠すのは苦手だ。喜んでも凹んでもすぐ表に出て、ガラスのような女の子だ。
けど彼女がそう言った以上、あくまでネットフレンドである俺はより深く問い詰めるのはよろしくないので、そうと考えてる俺は。
「何でもないならいいけど、もし何があったら遠慮なく言え、できるだけ手伝うから」
お世辞だろうとも何だろうとも、せめてこのような慰めるための言葉はそれなりに効果がある。
元々お世辞が大嫌いな俺が、仕事場に四年の時間をかかって、学生時代より円滑になった。ネットフレンドである俺らの関係に、向こうの気持ちを問い詰めるより、このようなお世辞の方が、向こうにも心強くなるのだろう。
つまりこれで充分。ネットという距離を持っている俺たちにとって、これ以上の言葉を言うなら逆に負担になる。
それを聞いた彼女は目が微かに明るくなって、少しだけ安堵したように微笑んで頷く。
「うん、ありがとうサトウさん。じゃあまた」
手をバイバイの形にして、エリのすがたがだんだん薄くなった。
エリと別れ、俺も冒険者ギルドにクエストアイテムを渡して、バッグをちょっと整理した後ログアウトした。
コートを被りコンビニに寄った俺はちょっと足元がふらつく。長時間身体を動かさないまま、加えて徹夜、ご飯はずっとコンビニばっかりしてて。今はこうして散歩だけとしてもめまいの感じが湧いてくる。
やはりずっとこうするのはいかんだよなぁ。プロゲーマーになったとはいえ、こんな不健康の生活はさすがにまずい。元々ちょっと貧血な俺はさらにこのような生活し続ければ、いつか一人でマンションで死んでもおかしくないだろう。
雪が空から降ってきて、首とコートの隙に降りる。朝五時の冬は想像以上寒くて、俺は思わずコートを身体に引き締めた。
「雪だなぁ」
俺は空から舞い降りる雪を見て、軽くため息をついた。息を吐くと、すぐに空気中に水滴となり、目の前の景色をぼやけさせた。今日で俺がプロゲーマーになった五日目、こんな生活は、俺が望んでいたものなのだろうか?
夢を叶えた俺は、幸せなのだろうか?
「うんーー」
頭を振って、俺はエモ状態から離れた。いかんいかん、とりあえず帰ったらスケジュールを作ろう。食事の時間、休憩の時間、そして動画を作る時間。最近自分がゲームにハマり過ぎて、動画の更新を全然しなかった。
いろいろ考えながら、いつも通りコンビニに買い物をした後、俺はマンションに戻った。いつも通りの道、いつも通りの動き、こんな何にも変わらない日常に、俺は扉を開いた。
そのときに、俺聞いたのは、ハチミツみたい甘い女の子の声だった。




