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第七話【喜び】


その後、やはり彼女は施設に入った。

あの岡田と名乗った警察官が私たちに教えてくれた。


岡田さんは彼女に

「必ず、守る」と言ってくれたらしい。

彼女は人間不信になり、施設で馴染めていないらしい。

だが、岡田さんのことは信じられるらしく、色んな思いを打ち明けているらしい。


(私たちのせいだ…)

と心から後悔して苦しかった。

だが、岡田さんから衝撃的な話を聞いた。


「彼女はあなた達を恨んでいません。本当にありがとうと感謝していました。」

きっと私たちのせいだと思っていると思うから

違うよと伝えてと言っていたそうだ。


私たちはまた泣いた。

私たちの心配をよそに彼女は優しい子に育ってくれていたのだと安心した。

彼女は私たちに会いたいと言ってくれているらしい。

でも、私たちは合わす顔がなかった。

だから遠くから彼女の様子を見ようということになった。


岡田さんが外に連れ出してきてくれて久しぶりに彼女の姿を

見ることが出来た。

岡田さんと楽しそうに笑う彼女を見て少し安心した。


それからも岡田さんから彼女の様子を聞いていた。

二年が経った頃、彼女が施設を出て一人暮らしをすると報告を受けた。

自立する時が来たのだと勝手に感慨深くなっていた。

せめてもの償いとして料理を作り、岡田さんに届けてもらった。

あえて彼女には私が作ったことは伏せてもらった。


後日、美味しそうに食べていたと岡田さんから聞いた。

また彼女にご飯を作って上げられたことが本当に嬉しかった。


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