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れいしょういっぱい  作者: 叢雲ひつじ
7セーブ目
70/92

7セーブ目(7)

 加美華は遊園地で、それ以降も色々とやらかしていた。



 その一。

 ジェットコースター乗り場への階段で列に並んで待っている時、吹き上げてきた風に(あお)られ、ワンピースが(へそ)まで(めく)れ上がった。

 あまりの出来事に(すそ)を押さえて隠す事もできず、加美華は風が過ぎるまでそのまま固まってしまった。

 遅れて「ひぁぁ」と呼吸か悲鳴か分からない、か細い音が(のど)から漏れ出たが後の祭りだ。

 ぎぎぎ、と()びた扉の様に周囲を見ると、後ろにいた女性二人が気不味そうに慌てて目を逸らした。

 その更に後ろにいた人達は、角度的に彼女等の背中が邪魔でほぼ見えなかったはずだ。

 加美華よりも前に並んでいた人達は、全員前を見ていたので気付かなかったらしい。

 その内一人が、目の前にいた月照だった。

 月照は加美華の蚊の鳴く様な声に気付いて振り返った。

「先輩? どうしたんですか、急に変な声出して?」

 至極当たり前なその質問に、気が動転していた加美華は頭から湯気を出しながら強く(しっ)(せき)した。

「な、なんで見てにゃんいすか!」

「「えっ!?」」

 後ろから女性二人の驚く声が聞こえてきたが、加美華も一緒に驚いていた。

(な、何言ってるの、私ぃ!)

 勿論、噛んで何を言っているのか分からなくなったという意味ではなく、内容だ。見て貰いたかった訳ではないのだから。

 ――が、他の男性に見られる位なら月照に見られたい、という思いが心の端にあったせいなのか、トンデモ発言になってしまった。

 多分後ろの女性二人にはそういう趣味だと思われただろう。

「え? ええと、何かあったんですか?」

 何の事だか全く分からない月照が、当然の疑問を向けてきた。

 加美華は後ろからの視線を気にしながらも、何も答えない訳にもいかず、パニック状態な思考のうず()き分けて、無理矢理言葉を(ひね)り出した。

「サ、サービスですから秘密です!」

「は? え? サービスなのに秘密? 普通サービスでヒントとか貰えるんじゃないんですか?」

「ヒ、ヒントもパンツもあげません!」

「……いや、パンツは要らないですけど」

 後ろの女性が何やらひそひそ話をし始めたので、振り返って思いっ切り睨み付けて黙らせた。

 とても人見知りの人間がする(しょ)(ぎょう)ではない気がするが、この二人の会話が月照に聞こえたら大惨事だ。警察が介入する事態になりかねない。

(駄目駄目駄目、これは駄目! 起こった事を知られたら私、絶対に生きていけない! 精神的な意味じゃなくて肉体的に! 恥ずかし過ぎて絶対血管が弾け飛ぶから!)

 ……女子高生(もん)事件として。

 赤面症は子供の頃には自覚していたが、高校に入って――というか月照と知り合ってからは、()(ぜつ)(へき)まで(わずら)っている。

 そんな自分が、下着や臍を見て貰えなかった事が不満だという発言をしてしまった事が、よりによってその月照に知られてしまっては――……。

 血管どころか脳と心臓まで弾け飛んでしまいかねない。

「で、何があったんです?」

 月照は好奇心のまま、諦めずに聞いてきた。

 好奇心は猫をも殺すという言い回しを聞いた事があるが、このままでは自分が殺されてしまう。

 そう感じた加美華は(とっ)()に口走った。

「ひ、人殺し!」

「「「なんで!?」」」

 月照の声に、女性二人の声が重なった。

 驚いて二人に視線を向ける月照に、彼女達も気不味くなったのだろう。

「「あ……いや、済みません……」」

 二人同時に頭を下げた。

 見ず知らずの相手からの謎の謝罪に、月照は訳が分からず軽く()(しゃく)を返し、そっぽを向いて誤魔化している加美華の事を(いち)(べつ)しただけでそのまま前を向いて黙り込んだ。

(……た、助かった~)

 取り敢えず、その場だけは何とか乗り越えた加美華だった。



 その二。

 お化け屋敷では、なんとかして手を繋ごうと、意を決して「中は真っ暗だから、はぐれない様に手を繋いで下さい」と月照に伝えるつもりだった。

 だが、緊張のあまり案の定豪快に噛んでしまい、「なっかまだ、ぐれっててんででてって下さい!」と口走った。

 きっと月照には「なんかまだ、グレてんで出てって下さい!」と聞こえた事だろう。

 少なくともグレているつもりのない加美華は、首を傾げる月照にそれ以上何も言えず、頭から湯気を出しながら無言で彼の後ろ五メートルの距離で付いていった。

 中では意外な事に、加美華よりも月照の方がお化けに驚いていた。

 話には聞いていたが、彼は驚かされるのは苦手らしい。

 普段の月照の話にはここのお化けよりもっとずっとグロテスクな姿の霊が登場するのだが、それは割と平気だと聞いている。要は外見よりもタイミングや雰囲気の問題なのだろう。

 確かに怖いかどうかではなくびっくりするかどうかなら、日常的にウロチョロしている本物よりも、緊張して身構えてるところに職人が何度も()(こう)(さく)()した絶妙なタイミングで出てくる偽物の方がびっくりするのは間違い無い。

 街中で野良犬を見かけても、それが大型犬でも無い限り可愛いとしか思わない人が、「熊注意」の看板が出ている山の中で(しげ)みから急に犬が出てきたら、例えそれがトイプードルだったとしても腰を抜かすのと同じ事なのだろう。

 そしてそんな月照よりも加美華の方が落ち着いている一番の理由は、単に加美華がお化けではなく月照しか見てないからだ。

 お化け屋敷側も当然カップル対策は()っているのだろうが、ここまで二人が離れて行動していると、お化け達はどうしても先行する月照のタイミングで出てこざるを得ない。

 だから余計、月照一人で集中砲火を浴び続けるという悪循環になっていた。

「あ、先輩!」

 そんな月照が、急に振り返って加美華の方に近付いてきた。

「は、はいっ」

 思わず気を付けの姿勢で立ち止まり彼を待った。

「そこ、誰か寝転んで――……って、今まさに踏んでますね。済みません、それ本物でした」

「え?」

 何を言われたのか分からずに足下を見てみるが、何も無い。

「――ってきゃああ!?」

 何も無かったが、だからこそ意味が分かるなり悲鳴を上げて飛び上がった。月照が言うなら本当に本物の霊を踏んでいたのだろう。

 気が付けば、加美華は月照にしがみついていた。

「うわ!? ちょ、先輩落ち着いて!」

「――ひ、あ!? ご、ごめんなさい!」

 口ではそう謝るが、加美華は霊がいると言われた場所から目が離せず、月照を盾にする様に彼の背中に回り込んだ。

「ああ、大丈夫です。別にパンツ見ようとしてた訳でも無さそうですし、ただの昼寝中の普通の霊ですね」

 昼寝する霊は普通らしい。

「あの……霊って、睡眠が必要なんでしょうか?」

 背中越しに疑問をぶつけると、月照は「そういえば……」と自分でも少し驚いた様子でしばらく悩んだ後に、逆に質問を返してきた。

「まあ、人によるんじゃないですか? 桐子はどうなんです?」

「あ、いえ。ごろごろしてるのは何度も見てますけど、完全に寝ているのは見た事ない、と思います」

「そうですか。俺の知ってる霊には、わざわざ授業を受けてその最中に眠ってる人もいるんですけどね」

「た、多分その霊が変わってるんじゃないでしょうか……?」

 肩越しに顔を向けた月照にそう苦笑いを返した直後、加美華は石の様に固まった。

(わわわ私、つつ月照君にこんな、こんな引っ付いてええぇっ!?)

 すぐに離れないといけないと思っても、手が離れようとしない。足も動きたがらない。

 多分、霊に驚いたせいではない。

「……先輩?」

「ご、ごごめんさい! なんかその、びっくりしたりて……」

「いや『したりて』て……済みません、俺が霊とお化け役の人を見間違えたせいで」

「あ、いえ! それはその、仕方ないですから……」

「……ええと、じゃあ行きます?」

「ふえっ!? あ、は、はい!」

 結局いつまでも離れない手に月照の方が気を使ってくれたので、服を掴んだまま進む事になった。

(……け、結果オーライ、かな?)

 加美華の血圧と心拍数はかなり凄い事になっている。

 しかし暴れる血液とは対照的に、こんな状況なのに頭はいつもよりずっと冷静だった。

 当初の狙い通りに入り口からずっと手を握っていたら、自分も月照と一緒のタイミングで驚いていただけでこんなに密着できなかっただろう。

 いや、手の感触をじっくり楽しむのも捨てがたいというか、諦めきれないのだが……。

 しかし今はこの、背中に額を押し付けられる状況を(まん)(きつ)しないと(もっ)(たい)ない。

 と、加美華が幸せな自分の世界に浸っていると――。

「があああああっ!!」

 突然真横からゾンビっぽい何かが大声で襲ってきた。

「きゃあぁぁぁぁ!?」

「うおわ!?」

 二人して大声で驚き、特に油断していた加美華は力一杯月照の服を握り締めて引っ張った。

「く、あ……せ、せん……ぱ……くるし……絞まってます、放し……」

 月照が虫の息で服を掴んだ加美華の手をタップしてきた。

「はっ!? わわ、す、すみません!」

 大慌てで解放し、彼の顔を覗き見る。

 ゾンビも心配だったのか、一緒に覗き見ている。

「だ、大丈夫です。ああ、びっくりした……でも今日一怖かったです。死の恐怖を感じました」

「「す、済みません」」

 なぜか、加美華と一緒にゾンビも頭を下げてくれた。

 その後ゾンビに「心配掛けて申し訳ありません」と二人で謝罪し、残りのお化けで何度か一緒に驚きながらも無事にゴールした。

「はあ、なんか思ったよりも長かったですね」

「ええ、なんか暗いのに目が慣れてしまったせいで、ちょっと(まぶ)し――……」

 眼を細め彼の背中を眩しそうに見詰めて、加美華は言葉を失った。

「先輩?」

「ご、ごめんなさい!」

「え? な、なんですか急に?」

「そ、その……服が……」

 加美華が力一杯引っ張った月照の服は、かなり不自然に伸びてしまっていた。



 その三。

 遅めの昼食は、加美華が無一文なので勿論月照の(おご)りだった。

 午後になると人気の絶叫系は多分混むだろうと、正午近くからは優先してそれらに乗っていた。

 しかしそれが良くなかった。

 ()いている内にあれもこれもと欲張り過ぎて昼食が遅くなり、しかも絶叫系ばかりなので大声ではしゃいでしまい、結構体力を消耗した。

 そのダブルパンチで、加美華はかなり空腹だった。

 だからつい、デザートのソフトクリームまで頼んでしまった。

 ……遊園地価格なのに。

 加美華が服を買ったデパートのフードコートでなら、同じ金額で二人共充分満腹しデザート不要だったのだろうが、ここではデザートを食べても尚、まだ物足りない感じがした。

 だから追加を頼んだ。

 頼んでしまった……。

 人のお金なのに、たこ焼きを……。

 しかも十六個入りという、一番大きい奴を……。

 店員から大きめな発泡スチロールの器を手渡され、代わりに月照が現金を渡しているのを見て、加美華は我に返った。

「あ、あの……のんびり歩きながら、一緒に食べましょう」

 幸い(つま)(よう)()は二本刺さっていたので、上手く言い逃れできたと思う。

「あ、はい。良いですね」

 同じメニューを頼んでいた月照もやはり少し物足りなかったらしく、その提案にはすぐに乗ってきた。

 元々彼のお金なのだが……。

「でも、歩きながらだとちょっと食べにくいんで、どっか移動してからゆっくり食べましょう」

 月照はそう言うと、近くにあった園内見取り図で広場になっている所を指差した。

「あそこは(しば)()になってて、ピクニックみたいに弁当食べたりできる場所なんで丁度良いと思いますよ」

「あ、はい。じゃあ、そこに行きましょうか」

 答えてすぐに移動を始めたが、月照の言った場所は少し遠くて、着いた頃にはたこ焼きはちょっと冷めていた。

「なんか済みません。俺が変な事言ったせいで……」

 各々一つ目を口に入れてしばらく後、加美華が飲み込むのを待ってから、月照は申し訳なさそうに謝った。

「い、いえ! 大丈夫です、私はちょっと猫舌なので丁度良いです」

「はは、それならまあ――っ!? ふぐっ、はふ、はふ!」

 二個目を口に入れた()(たん)、月照は突然言葉を詰まらせた。

「だ、大丈夫ですか?」

 十六個もあるので、どうやら端っこ以外はまだまだ(あつ)(あつ)だったらしい。油断していた月照は舌を火傷してしまった様だ。

「あ~、あ~……。ああ、完全に火傷しました。ちょっとジュース買ってきます」

 そう言って、月照は爪楊枝を(すみ)っこのたこ焼きに突き刺し、自動販売機を探しに走って行った。途中で見た記憶が無いので、もしかしたらさっきのたこ焼きの売店付近まで戻らないと駄目かも知れない。

「……」

 彼の背中が遠くなるまで見送っていた加美華は、おもむろに自分の分の爪楊枝を別のたこ焼きにぶっ刺して、月照の爪楊枝をじっと見詰めた。

「…………」

 左右を見回し、誰にも見られていない事を確認する。

「………………」

 更に月照がまだ帰ってこない事を確認して――。

(寝込みを襲った前科があるんだから、今更!)

 ぱく。

 たこ焼きごとその爪楊枝を持ち上げ、(ちゅう)(ちょ)無く口に放り込んだ。

(間接キスぐら――ふぐっ!?)

 そしてまだまだ熱々だった中身で、舌を火傷した。

 あっという間に舌の感覚が()()して、爪楊枝の感触がよく分からなくなった。これでは間接キスどころではない。

(な、なんでこんな事に……)

 多分誰に聞いても自業自得以外の言葉は返ってこない。

(と、とりあえずバレない内に元に戻さないと!)

 月照がいつ帰ってくるのか分からないので慌てて爪楊枝を隣のたこ焼きに刺そうとして――。

「あっ!?」

 慌て過ぎて、月照の爪楊枝が手から転がり落ちた。

「(はうあっ!?)」

 小声で変な悲鳴を出してももう遅い。

 三秒ルールという言葉が一瞬頭に浮かんだが、自分の好きな人に地べたに落ちた爪楊枝を使わせるなんてとんでもない。

 かといって、残るは自分の使っていた分のみだ。

 加美華は落ちた爪楊枝と、たこ焼きに刺さったままの自分の分を見比べた。

「………………」

 ぱく。

 今度は自分の分を使って、たこ焼きを食べ始めた。

 そして半分の八個を食べた所でその手を止めて、さっき刺し損ねたたこ焼きにそれを刺した。

(よし、次は……)

 きょろきょろと周囲を確認し、落とした月照の分を拾い上げた。

(これでバレないよね!)

 自分の分と月照の分を入れ替える事に成功した。

 全く()()無く、爪楊枝を落とした事実の(いん)(ぺい)だけのつもりで。

 その数分後、月照が小走りで戻って来た。

「お待たせしました。これ、先輩もどうぞ」

「あ、はい! ありがとうございます。あ、ごめんなさい。先に私の分だけ頂いてしまいました」

 落とした方の爪楊枝をわざとらしく見せた。土や草が付いていない事は拾った時に確認済みだ。

 月照からペットボトルのジュースを受け取りながら、彼にたこ焼きの容器を差し出した。

「ああ、いいですよ。自販機遠くてちょっと時間掛かりましたし、待ってたら冷めますし」

 月照は自分の分のジュースの蓋を開けてから、左手でそれを受け取った。

「あ~……なんか済みません。ベンチの方が良かったですね。レジャーシート無しじゃ、結局立ちっぱなしなのに……」

 一口ジュースを飲んだ後、月照はたこ焼きの容器を左手の親指人差し指中指の三本で支え、残りの薬指と小指の間にペットボトルを引っかけて持った。

 少し持ちにくそうなので加美華がどちらか片方を受け取ろうとしたが、月照は「大丈夫です」と(こば)んだ。

 どうやらこういう立ち食いに慣れているらしい。

 右手にペットボトルの蓋を持ったまま、たこ焼きに刺さった加美華の使用済み爪楊枝へと手を伸ばす。

(よし、バレてない!)

 などと一瞬喜んだものの、彼がそれを手にして口へと運ぶにつれて、次第に良心の()(しゃく)に耐えきれなくなってきた。自分の失敗なのに、月照がその(あお)りを食うのはあまりに申し訳ない。

「あ、その! 済みません、私……」

 とはいえ、それ以上はやはり口が裂けても言えず、ただ両手を小さく前に出しておたおたするだけだった。

 まさか「それは私が口をつけた爪楊枝で、あなたの爪楊枝はもうありません。だからあなたは素手で食べて下さい」なんて言える訳がない。

(……ん? 口を、つけた……?)

 加美華のおたおたが思考と共に止まった。

「へ? いや先輩は別に何も謝る事無いでしょ?」

 月照はどうやらさっきの「ベンチの方が良かった」という話の事だと思ったらしい。クスリと笑って、ついにそのたこ焼きを口に入れてしまった。

「はふ……むぐ、やっぱもう冷めてますね」

「………………あ」

 結果が出てから、加美華は自分の隠蔽工作がどういう行為だったかに気付いた。

 この作戦では誰がどう考えてもこうなるのは自明なのだが、パニックを起こしていた彼女には「彼に(だま)()ちで間接キスさせる」という結果は見えていなかったらしい。

(どどど、どうしよう!? 月照君にそんな、そんな事させるつもりなんて無かったのに!)

 顔が熱くなってきたのに気付いて、加美華は慌てて背を向けた。

(自分がするだけならともかく、相手にまでさせるなんて……これじゃ私、まるで変態だよぉ~……)

 人がくわえたものをこっそり自分も咥える行為だって世間的には充分に変態行為なのだが、恋する加美華的には違うらしい。

 しかも理性では(なげ)いていても、月照が自分と間接キスをした事実に正直ちょっと興奮している。

(――って、ち、違うぅ~!)

 冷たいジュースを額や頬に当てて、上がり過ぎた顔の温度を冷却する。これが無ければ今頃気絶していただろう。

「ごちそうさまでした」

 そうこうしている内に、月照は残りのたこ焼きを食べ終わってしまった。

 加美華は心の整理も切り替えもできていないが、何か答えなければという焦りだけは浮かんできた。

「あ、はい。お粗末様でした!」

 だからお金を出した本人相手に、しかも背中を向けたまま、つい咄嗟にそう答えたのだった。

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