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全裸変態巨大忍者

巨人になったタネマキは、里を追い出され重要なことに気づく。自分が全裸だということに…

 「ど、どうしよう……」

大きくなった体を見下ろし、俺は頭を抱えた。巨大化したら、そりゃ服はなくなっちまうよな…この状態で他人に会ったら、完全に変態だと思われちまう。

「一回、里に戻るか……?」

そう考えた瞬間、脳裏に師匠との最後の会話が蘇った


「このクソ親父がー!バーカ バーカ」


「いや、それは無理だ……」

自分で自分にツッコミを入れ、頭を振る。

「とりあえず山に行こう。ち◯こを隠すなら山の中だ!」

そう決意し、山の方に走っていき、木々の影に体を滑り込ませにいった。


木々の中に隠れてしばらくじっとしていると――ぐぅぅぅぅぅぅ、と俺の腹が抗議の声を上げた。

「……腹減った。飯にしよう。腹が減ったらなんとやらって言うしな」

何か狩るか。俺は地面に手をつけ、低く呟く。


「土遁・土語り」


地脈を通して周囲の気配が手のひらに伝わってくる。

「いた……熊だ」

熊の気配。しかし、それだけじゃない。熊の視線の先に更なる気配を感じた。

――誰かが襲われている!?

そこには、黒髪長髪の女性がいた。

助けに行こうと思ったが、俺は今、全裸である。

「うーん……どうする俺……」

逡巡しているうちにも事態は進んでいた。


「ぐぎゅるるる……」

山の主と恐れられている巨大な熊が唸り声を上げる。左目には大きな傷。鋭い牙が月光を反射した。

「運が悪いわね……ここの山の主に目をつけられるなんて」

熊に迫られた女は、背に荷を負った馬と共に腰を抜かして尻餅をついていた。

「やばい、このままじゃ殺される…!でも、タダじゃやられないわ! 私は忍びなんだから……!」

女は勢いよく立ち上がり、熊を睨みつける。

「忍法――亀甲縛り!」


女の指先が翻り、荷から糸が飛び出す。

その糸が熊の体に幾重にも絡みつき、亀甲模様を描く。

「これで大人しくなりなさい!」


熊は糸が幾重にも絡みついた紐により木の上に吊るされた。女は安堵の表情を浮かべため息をついた。

だが、次の瞬間。

「ぐおぉぉぉぉ!!!!」

熊が大きな雄叫びと共に暴れ回る。それにより、亀甲縛りは容易く引き裂かれてしまった。

「なっ……なんて力なの!」

女が熊の力に驚いていると、熊は女を睨みつけ、舌舐めずりをした。熊は大きな咆哮をあげて鋭く尖った爪を振り下ろす。

女の瞳に死が迫った、その時…


ドドドドドドドドドドッッ!!


地鳴りが近づく。森が揺れる。


「忍法――螺旋岩(らせんがん)ッ!!!」


轟音と共に森を割って現れた巨人。

彼の掌に生成された巨大な岩塊が、唸りを上げて回転を始める。

ギュルルルルル……

ドグガッシャーーーン!!!

回転岩は一直線に熊に直撃した。

爆ぜる衝撃と共に大地が揺れ、あたり一面が砂煙に包まれた。


「な、何が起きたの……? すごい砂煙……」

女は立ちすくむ。その時、煙の中から微かに声が聞こえてきた。

「しまった! 熊の肉消し飛んじまった……!」

「ん…人の声?」

さあぁぁぁぁぁーーー…


煙が晴れると、そこにはさっきの熊とは比べ物にならないほど大きな巨人が立っていた。

「ひっ……化け物!? 

って……もしかして……タネマキ!?」

女は目を見開いた、その巨人がかつての弟弟子にそっくりだったからである。

「えっ!? イトマキ姉さん!? 久しぶりですね!」

「タ、タネマキ……!? 本当にあんたなの……?こんなに大きくなって……」

イトマキの視線が股間に吸い寄せられた瞬間、彼女の顔が真っ赤に染まる。

「ちょっと! なんで全裸なのよ、この変態忍者!!」

叫びながら背を向け、耳まで赤い。

俺は知り合いに会えた喜びと恥ずかしさが入り混じり、股間を隠しながら照れ笑いをしていた。

忍ビック二話でした。やっぱ、早いうちに女の子は出しとかないとね。いつまでも全裸の男だけだったらキモいもんね。

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