61 シェルブール
フラン国湾岸都市「シェルブール」
フラン北部コタンタン半島の先端に位置する。主な産業は原子力である。
俺様達がいつもの交易所で「リスボン」で仕入てきた「アーモンドオイル」を売却していると一人の男が話しかけてきた。
「これは、イベリア半島産の上質な「アーモンドオイル」ですね。美容に効果がありそうです。」
「む、貴様は!?」
「僕は油男です。」
「すごく変な名前の登場人物がでてきたのじゃ!。」
「実はフラン政府からの要望で油資源の調査の為に皆さんに同行することになっているのですが聞いてないですか?」
「のじゃ。「ハンザの女王」から何やら仕事の依頼があるようだったのじゃが、油の調査だったのじゃ?」
「それは、「アムステルダム」についたら判ることだな。」
「ここで会えたのも何かの縁ですので、船にご一緒させて頂いてもよろしいですか?」
「もちろんなのじゃ。一緒に行くのじゃ。」
「油関係の解説に期待してるぜ。」
そこに傘さした女がやってきた。
「セ、パヴレ!行かないで油男。」
「オ、ラ。傘女、耐えてくれ僕は行かないと。。」
「なんかでてきたのじゃ。」
「フランス映画特有のアレだな。」
そこにねっとりした男がやってきた。
「ボンジゥ。皆さん、そんな油男より俺の方がいいですよ。」
「アボン、、。ねっとり男、今日は何の用だ!」
「ジャスモン。油の知識よりも俺の宝石の知識の方が役に立つと言っているのさ。」
「また出てきたのじゃ。。」
「確かにアフリカでは宝石の知識も必要だな。」
そこに勝気で健気な女がやってきた。
「アウィ。絶対に負けない幼馴染もいるわよ!」
「パシュール、油男は渡さないわ!。
「ビアンシュ、二人の未来の話をしよう。」
「バゥイ、産まれてくる子供の名前は。」
「アボン!男の子だったら「フランソワ」ね。」
「ビアンシュール。女の子だったら「フランソワーズ」さ。」
「ドラゴンのだったら「ドラコ」だ。」
「おかしな対抗しなくてもいいのじゃ。」
そこにさらに人が来た
「オーラ―ラー!私の娘と結婚なんてさせないわよ!!若すぎるわ!」
「セパーブレ、油男や病弱のママンを置いていかないでおくれ。。」
「のじゃ!!キリがないのじゃ!!フラン語をググるのもメンドクサイから出港するのじゃ。」
油男を乗せた船は雨の中、出港の時を待っていた。
恋人たちは雨傘もささずに見つめ合った。
「オーヴア、ずっと待ってるわ。」
「ウイ、必ず手紙を書くよ。」
「ちゅーしたのじゃ。」
「ドラコには見せられないな。」
波止場では不穏の影が見守っていた。
「ラネポタコンシ、俺は必ず手に入れる。」
「ネジェアボジョミ、幼馴染は絶対に負けない。」
想い合う若者たちを引き裂いて、船は北へと向うのであった。
世界的に有名なミュージカル映画「シェルブールの雨傘」を参考にしました。




