5 ボルドーワイン
「のじゃ!のじゃ!!」
「釈放されてよかったな。」
「横暴なのじゃ!成人年齢と、規制年齢が一致しないのは法整備の怠慢のなのじゃ。」
「どちらにしろ、児童はダメだぞ」
「オレンジは美味しいのじゃが、流行してからバレンシアに買い付けに行ってもおそいのじゃ。もちゃもちゃ。」
「黄金海岸も海賊いっぱいであぶないしな。ムシャムシャ。」
「どこに行こうか悩むのじゃ。」
「悩んだ時はあそこだな。」
「あそこなのじゃ。」
リスボンの大層立派な教会付きの孤児院
「いつもの院長がいないのじゃ。」
「しまったな。タイムテーブルみすったか。」
孤児院の中から、風向きをよむのが上手そうな少女が出てきた。
「院長先生はお身体を悪くしていらっしゃるの。。」
「ん?」
「ボルドー産のワインがあればよくなるって風が教えてくれたの。。」
「この子で良くないか?船員。」
「そんなことより院長先生が心配なのじゃ。」
「やらねぇ善より、やる偽善ってな。」
「ボルドーにいくのじゃ!」
フラン王国の西部都市ボルドー
都市中央を流れるガロンヌ川が婉曲し、それに沿って都市が三日月のように形成されていることから、「月の港」と呼ばれている。
「ついたのじゃ。」
「ついたな。」
「この物語は各地の名産や史跡を案内するのじゃ、読むだけで教養が高まる物語なのじゃ。」
「で、ここは何があるんだ?」
「ボルドーと言えばワインなのじゃ。」
「ボルドーは古くからワインの産地として有名でした。この地方の地質は基礎が石灰岩で豊富なカルシウムが多く含まれてます。土壌は砂利、砂岩、粘土などで水はけがよくブドウの生育にむいてます。海洋性大西洋性気候は年間の温度差が小さく、ワインの生産に向いているといえます。」
「お、おぬしは!?」
「そうです。私が、ワイン博士です。」
いきなりワイン博士がやってきた。
「しかし、今年はブドウ畑に変な病気か流行ってまして、ワインの出荷を制限しているのです。」
「ふむ、困ったな。」
「困ったのじゃ。院長先生の病気もよくならないのじゃ。」
「はい、とても困ったのです。花や葉にカビが付き実が落ちてしまうのです。」
「硫酸銅と消石灰じゃ。」
「ん?」
「ボルドー液をつくるのじゃ!!」
知識チートで感謝され、お礼に院長先生の病気がよくなるボルドー産のワインをもらった。
「悲しいことじゃが、妾達のような船乗りは、時に意図せず。病を運んでしまうことがあるのじゃ。」
「検疫は大事だな。」
「せっかくフラン王国まで来たのだからナントも寄ってくのじゃ。」
「隣だしな。300kmあるけど」
フラン王国西部ナント
ブルターニュ半島南東部に位置し、ロワール川をはじめいくつもの川や運河が合流し「水の都」と呼ばれている。
「ついたのじゃ。」
「ついたな。」
「見事なボカージュなのじゃ。」
「それぞれの農地が高い生垣で囲われた、ここらの地方独特な風景だな。」
「ロワール地方は古くからワインの産地と知られ、その領域が広大でいろんな環境があるため、いろいろな特徴のあるワインがあり。多くの人に親しまれているのです。」
「また、来たのじゃ。」
「そうです。私がワイン博士です。」
いきなりワイン博士が現れた。
「花や実に灰色のカビがついて困っているのです。」
「灰色カビ病じゃ。」
「ん?」
「苗間を広くして、風通しをよくし湿気をふせぐのじゃ!」
知識チートで感謝され、お礼にシャトー産のワインをもらった。




