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49 ザンジバル

 

 マダガスカル島「適当な港」

 島内にいくつかある王国のひとつが支配している。


「急に上陸することになったが、何かあったのか?」


「ここだけの話なのじゃが、、」

「ん?なんだ?」


「物語の都合で、恐竜の卵さがしてバオバブの実を手に入れる必要があったのじゃ。」

「そんな必要は無いぞ。」

「それで、恐竜とバオバブで有名な場所をアフリカ西部でさがしておったのじゃが、恐竜の情報がエジプトとモロッコとマダガスカルに集中していると気づいての。」

「ふむ。その地域に恐竜が多かったのか?」

「たぶんちがうのじゃ。学者が行きやすい場所なのじゃ。」

「なるほど、合点がいく。」

「のじゃ、今後アフリカで恐竜の化石を重点的に探せばその分野の権威になれるのじゃ。」

「ふ、恐竜博士か。悪くないな。」


「とりあえず、捜索は継続するとしておさえでここのバオバブの実を買っておくのじゃ。」

「俺様は恐竜の卵と勘違いして、懐で温めていればいいんだな?」

「頼むのじゃ。」

「まかせろ。」




 ポルトガ領東アフリカ首都「モザンビーク」

 アフリカ~インドにかけてのポルトガ国の重要な拠点。本国との定期便が運行し世界中の情報があつまる。


「今後のリューベックまでの経路の情報を調べるのじゃ。」

「アフリカ西の黄金海岸は海賊が多くて通行許可がでないのだったな。」

「たぶん、フラグが立ったから解除されると思うのじゃ。」

「聞いてみるか」



「一般の船主への黄金海岸通行許可はだせません。」


「ダメなのじゃ。。」

「海賊程度なら押し通ればよくないか?」

「怪しい船が通ると軍艦隊が一斉に艦砲射撃するのじゃ。」

「そいつは、少々やっかいだな。」


「少しの手数料を出して頂ければ、許可した船団の一員として通れますよ?」

「妾は団体行動が苦手なのじゃ。」

「俺様もだ。」


「スエズ運河はまだ開通しないかの?」

「開通の情報は届いてませんね。」


「掘るか?」

「それしか無いようじゃの。。」


 スコップとツルハシを買って紅海に戻ることにした。



 ポルトガ領東アフリカ「ザンジバル」

 インド洋西、タンザニヤ沖に浮かぶ島々。綺麗な砂浜とサンゴ礁がある、


「このあたりからアラブな感じがしてくるのじゃ。」

「モスクもあるしな。」

「交易品も多種多様なのじゃ。」

「恐竜の卵はないようだが。」


「しかし、扉が珍しいのじゃ。」

「ふむ。」

「おぉ、旅の人よい所に目をつけました。この街の扉は「ザンジバルドア」と言いまして、立派な木彫りで装飾を施しており、この島の名物のひとつでもあるのです。」

「お、お前が、ザンジバルドア博士か!?」

「いえ普通の交易所の店員です。」

「そうか。。」


「ザンジバルの人々にとって「ザンジバルドア」は己の富と名誉の象徴であり、各々が趣向を凝らして、自分だけの「ザンジバルドア」を持っているのです。」

「やはりザンジバルドア博士なのでは、、」

「いえ普通の交易所の店員です。」


「真ん中に柱が立ってるので使いにくいのじゃ。」

「扉とは、己の安心できる空間である屋内と、8人の敵がいるといわれる屋外を隔てるものなのです。けっして、軽々しく通過させてはいけないのです。」

「博士。。」

「店員です。」



「世の中にはいろんな考えがあるものじゃな。」

「博士成分が足りないと思うんだ。」

「ザンジバルは珈琲の産地じゃないから仕方ないのじゃ。」

「は、はい、なぜか珈琲博士です。」

「知ってる。」

「知ってるのじゃ。」

「ザンジバルの旧市街であり世界遺産にも登録された「ストーンタウン」の中心には、「コーヒーハウス」という名の格式高いホテルがあり、観光客の人気を集めています。」

「、、、」「、、、」


「、、知識は十分だな。」

「何が何でも発言する積極性が欲しいのじゃ。」



 新たな課題を見つけつつ、旅は続くのであった。





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