39 アッサブ
エチオピ帝国エストリ州都市「アッサブ」
北海道南西部檜山管内にある「アッサブ町」は函館と江差を結ぶ国道227号線と八雲と江差を結ぶ277線の交点に近く、両国道が数字も経路も似ていてわかりにくいのでドライバーを混乱させる。広い北海道で間違った国道を進めば旅程に大きな遅れが生じることから国土交通省の対応が求めれている。
「少々おいたが過ぎてな。」
「回教帝国から逃げてきたのじゃ。」
「しかし、紅海に回教帝国以外の独立した国があるとは思わなかったぜ。」
「ぴー」
「ぴーちゃんは「エチオピア帝国」は世界でもかなり古い部類にはいる独立国で回教の預言者が組織の立ち上げ時に敵対者から匿ったため、回教の諸勢力から敬意を払われている。」と言っている。」
「さすがぴーちゃんだ。ためになったぜ。」
「ここはイタリ都市国家群の影響が強いようだ。」
「「紅茶」に変わる嗜好品として人気がでてきた「珈琲」の取引がさかんなようじゃの。」
「この先に訪れるであろう場所は「珈琲」の産地が多いのじゃ。」
そこに、いかにも珈琲が好きそうな若者が珈琲を飲んでいた。
「おい、貴様!」
「え、ぼ、僕ですか?」
「こっちに来るのじゃ!」
「き、急になんですか!?ぼ、僕はただ珈琲を飲んでいただけですよ。」
「ふむ。見どころがあるのじゃ。」
「貴様!エチオピアの珈琲について説明しろ!」
「え、え、エチオピアは珈琲の原産国の一つと言われ、エチオピアの羊飼いの少年が飼っている羊たちが赤い実を食べて興奮しているのを見たのが珈琲発見の経緯と言われています。」
「合格なのじゃ!!」
「キャラクターは弱いが、旅するうちに育つだろう。」
僕はエチオピア北部沿岸のエストリ州に住む普通の若者だった。
ある日、街に買出しにでかけた。イタリ都市国家群?や、遠くアジア?というところから来る商人たちが持ってくる珍しいものを目当てに市場を散策していると、変なふたり組に目をつけられた。
彼らは僕が珈琲を飲んでいたから、なぜか珈琲博士と勘違いしたようだ。
始めは面食らったけれど、エチオピアの小さな村で暮らす普通の若者が、船に乗って世界中をまわるチャンスなんて2度と無い。ここが僕の人生のターニングポイントだ。
僕は珈琲博士ではないことがバレないように、勉強するための珈琲関係の本を図書館で借り、港で待ってる船に乗り込んだ。
「交易品の「珈琲」を買ったので、次の「珈琲」の産地をめざすのじゃ!」
「やい!珈琲好きの若者!!次の目的地を言いやがれ。」
「え、えと、なぜか珈琲博士です。」
「それは知ってるのじゃ。」
「早く言え」
「き、キリマンジャロです!タンザニアのキリマンジャロ!!を目指すのです!!」
「それは山なのじゃ。」
「船では行けんな。」




