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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

サークルの試合の帰り道にて

作者: 藤なごみ

 ※これは作者が実際に体験した実話です


 大学生活も三年目の夏に差し掛かった、ある日の事です。

 当時の作者は、バスケットサークルに所属していました。

 まあ、サークルなのに能◯工業とか何処かの県選抜がいるような、おかしなレベルのサークルでした。

 そんな作者の参加していたサークルが、とある大会に参加しました。

 今思えば、何でこんなレベルの大会に参加したのか疑問でした。

 目の前でダンクされるのって、目茶苦茶怖いですよ。

 そんなこんなで試合が終わり、近くの打ち上げ会場に向うために、川沿いの道を同級生と歩いていました。


 きーこーきーこー。


 ふと、夕方とはいえまだ暑い川沿いの公園に、小さな女の子が一人でブランコに乗っていました。

 真っ赤なワンピースがとても印象的な、小さな女の子でした。

 作者と同級生は、何だろうと思いながらも時間がないのでこの時は特に気にかけずにしていました。

 ちょっと気になって振り返ったら、女の子の姿がなくてブランコが揺れていただけだったので、もう女の子は帰ったのかなと思いました。


 それからまた時間が経ち、作者の卒業追い出しパーティーがとある民宿で行われました。

 先輩とかも来た中で、作者と同級生は部屋で酔いを醒ましていました。

 すると、部屋に先輩男性と後輩女子が入ってきました。

 そして、何故か怖い話をし始めたのです。


「俺らが良く試合する体育館の近くに川沿いにある公園があってな、そこの公園のブランコには小さな女の子の幽霊が出るんだよ。昔事件があって、それ以来幽霊が現れる様になったんだ」

「「「えー、怖ーい」」」


 後輩の女子が芝居がかった様な声を上げたが、その話を聞いた作者と同級生は顔を見合わせたまま固まってしまいました。

 正に大会の帰り道に見た、あのブランコの光景と一緒だったからです。


 大学を卒業し地元に帰った為、あの公園には行っていません。

 でも、未だにあのブランコに乗った女の子の光景が忘れられません。


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― 新着の感想 ―
いつも【勇者パーティーに拾われちゃった】で和ませて頂いてます。 携帯を置く時に指が当たったのか、いつの間にか、この作品が表示されてました。 ……うん、たまにある不思議現象やな♪と気にせず(←えっ!?)…
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