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<3>

 そのとき、新任巡査長の鵙川(もずかわ)が合同捜査本部へ駆け込んできた。鵙川は場の雰囲気を察したのか静かにドアを閉め、後方に座る口橋と鴫田に抜き足、差し足、忍び足でゆっくり近づくと、耳打ちした。

『口さん、受付に妙な婆さんがやって来ましてね…』

『…妙な? …どうよ?』

 口橋は呟くように小声で訊ねた。

『この事件と関わりがあるようなんで急いできたんですがね…』

『…関わり?』

『どんな婆さんだ、鵙川?』

 口橋の隣に座る鴫田が話に加わり、ボソッ! と小声を出す。

『それが、自称、祈祷師らしいんです…』

『祈祷師? で、どうだって言うんだ?』

『私ゃ、分かる・・とか、なんとか…』

『何が分かるってんだっ?』

「おいっ! そこの三人っ!!」

 ゴチャゴチャ話す三人の姿が目に付いたのか、正面最前列の席で刑事達に対峙する庭取副署長が声高に一喝した。^^

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