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<18>

「ですね…」

「それじゃ、また何かあれば声をかけますから、それまでは捜査を続けて下さい」

 手羽崎(てばさき)管理官が消えると、口橋(くちばし)鴫田(しぎた)だけになった。辺りにバタバタ動く人の姿はあるが、二人に声をかける者は他にいない。 

「捜査を続けるといっても、ミイラが消えてちゃ、(らち)があきませんよね」

「ああ、仏さんが消えた捜査は俺も初めてだ、ははは…」

「笑いごとじゃないですよ、口さん」

「いや、すまん…」

「それにしても五体のミイラ、どこへ消えちまったんでしょうね」

「たぶん今頃、署長が公安に駆け込んでるとは思うんだが…」

「来年の本庁帰還がかかってますからね…」

「それも、いいポストにな」

「解決しなけりゃ、どうなるんでしょうね?」

「そりゃお前、決まってるじゃねぇ~か」

「と、言いますと?」

「鳴かず飛ばずさっ!」

「鳩だけに・・ですか?」

「ははは…まあ、そうなるだろうな。来年、もう一年、煎餅を齧りながらよろしくっ! ってな」

「ははは…そうなりますか」

 二人は(にぎ)やかに(わら)い合った。^^

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