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〜7つの砦と魔王を攻略せよ〜

思いつきの設定と、自己解釈多めの内容です。

なるべく矛盾が生じないよう頑張ります。

まだ魔王と勇者という概念が存在するこの世界。

各国には魔物討伐の為のギルドや、未地領域を開拓する為の冒険者、そして魔王討伐を目的としたパーティが数多く存在する。

その中で、勇者と呼ばれる者は特別だ。

神々から多くの恩恵を授かり、この世に生まれた彼は、どの時代でも世界平和の為にパーティを組み、魔王討伐の為に日々奔走するのだ。

その中で、Aランククラスのとあるパーティで事件は起きた...。

リディ『ロキ、悪いが君にはこのパーティを抜けてもらう』

無情に言い放つその男は、勇者の恩恵を授かったリーダーのリディ。

その突然で無情な宣告はロキを含めた他のパーティを困惑させた。

第一声を上げたのは意外にも剣士のハールディだった。

ハールディ『...!!?突然何を言い出すんだ!!リディ!?』

戦場で常に前線を有るハールディは困惑していた。

ハールディは女性では合ったが、パーティ内では勇者に次ぐ最高の剣術を備えた剣士であった。

リディは告げる。

リディ『このパーティには、君の居場所も役割も無い。悪いがここでパーティから抜けてもらう』

ここでロキは反論する。

ロキ『ど、どうして!?僕はちゃんと君の言う通りの役割を果たして来たつもりだ!一体何が不満だったって言うんだい!?』

最もな反論。

しかしリディは告げる。

リディ『君の能力では、もうこの先では却って足手まといになるんだ。だからこそ、この選択を取った。お前も無駄に命を落としたく無いだろう?』

やたらと高圧的に告げるリディ。

しかし、ここで更に待ったをかける者が居た。

タンカー(盾の戦士)のゴウムだ。

ゴウム『リディ、確かにこの先の冒険は更に過酷な物となるだろう。だが、ここまで来てロキをクビにするのはあまり英断だとは思えんな。彼ほどの魔道士は中々に居ないぞ。むしろヒーラーのカレンも、彼の教えを乞う程の力量なんだぞ?』

カレン『そ、その通りです!ロキさんの教えがなければ、私はここまで回復魔法を極める事は出来ませんでした!それなのに何故...??』

パーティのヒーラー、カレンも同様に抗議する。

勇者リディに対して、全員が反論する。

しかしリディは、無情にもこう告げた。

リディ『俺の選択に意見するのなら、今すぐこの場から立ち去れ。俺は勇者なんだ。俺の意見に間違いがあると思っているのか?』

凍りつく空気。

しかしロキは言った。

ロキ『分かった。勇者リディがそう言うなら、俺はこのパーティを去る。そしてすまなかった。僕が足手まといになっていた事を。色々と世話になったね、リディ』

淡々と宣告を受け入れるロキ。

リディは告げる。

リディ『分かれば良いんだよ。まぁ、お前程の実力が有れば最低でもCランクには転がり込めるだろw お前は精々、俺達の活躍を指を咥えて見ていれば良いよw』

ヘラヘラと告げるリディ。

そしてロキは、項垂れながら集会所を去った...

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