第5話
ザクッという音と共に消えていく緑色の肌をした1メートルほどのおっさん?もといおそらくファンタジー特有のモンスター ゴブリン
「いやー案外サクサク進むな!雑草刈ってるみたいで実家のじいちゃんに付き合わされてよくやった使ってない土地の草刈り思い出すわ~」
「………いや、何でそんなにポンポンクリティカル出してんの!?」
「確かにここら辺はチュートリアル的な側面はあるけど、それにしてもおかしいだろう」
「何でだろうな?俺の幸運発動した?」
「ステータス見して」
「ほい」
ステータス
名前 バット
種族 鬼人(下級鬼人)
職業 なし
レベル2
HP 350
MP 110
力 350
俊敏 120
器用 40
知性 60
精神 110
耐久 250
運 120
「………何この運の数値?」
「え?別にいじってないよ?」
「なおさらおかしいわ❗」
「え?え??何が?」
「あーもう!これ俺のステータス!」
名前 シート
種族 ハーフ(エルフ+魔族)
職業 なし
Lv2
HP350
MP300
力 150
俊敏 300
器用 200
知性 300
精神 200
耐久 100
運 75
「え?何これいいとこ取りじゃん」
「まぁそれがハーフのいいとこであり弱点でもあるんだけど、ってそこじゃない運の値を見ろ!運を!」
「75って高いの低いの?」
「一般的には高い方だけど運に関しちゃ完全にランダムだからこれ以上は望まずにこれで決めたんだけど………」
「え?ランダムだったの?最初からこの数値だったからいじらずに終わらせちゃった…」
「いや、キャラメイクでの最高は100だったはずだから間違いじゃないけど…」
「おかしいのはこの上がりかただよ!?」
「何でレベルが一つ上がるだけで20も数値上がってんだよ!俺なんか5だぞ!言っとくけど5はいい方だからな!?上がりかたも運の値はランダムだから1~20までの間分上がるんだけどいきなり20は運よすぎだろ!兄貴なら弟に少しは幸運分けてもいいじゃん!つーか分けてください!お願いします!」
「あ~……何かすまん」
「ふぅ~落ち着け俺、俺落ち着け、相手はあの兄貴だ今さらだそう今さらだ」
「あ、そうだ!スキルも一個ランダムで決めたんだけ…」
「シャラッッッップ!!!」