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あなたのために小さな幸せをあげる!

作者: 七瀬




僕の名前は 【ポルポット】

僕にできる事が1つだけあるんだ、、、!

それがたった1つあなたに小さな幸せあげる事、、、!


大した幸せじゃないけど、、、?

僕の小さな幸せをあなたにあげたい、、、!!!




ある時、小さな女の子が1人で泣いていた、、、!

僕が彼女にこう聞いたんだ、、、!


『キミは、一人でどうして泣いてるの、、、?』

『私ね! 私、ママとはぐれちゃったの、、、!』

『よし! 僕がキミのママともう1度、会わせてあげるよ!』

『えぇ!? ホント!?』

『あぁ~! 大丈夫、またママに会えるよ~!』

『うん!』


僕は、ズボンのポケットから真っ白い小さな羽を出して、、、! 

こう言ったんだ、、、!


『彼女の想いを彼女のお母さんに伝えて!』


・・・そうするとね?


『ミラン! ミラン、どこなの? ママはここいるわ~!』

『ママーー! ママーー!!! ミランはここよ~! ママーー!!!』

『ミラン、良かった! 無事だったのね、、、!』

『うん! 私の傍にずっとポルポットが居てくれたのよ!』

『ありがとうポルポット! 娘の傍にいてくれて!』

『いいよ! ミラン、ママに会えて良かったね!』

『ううん!』

『じゃ~ミラン! お家に帰りましょ~!』

『うん! じゃあね~ポルポット!』

『あぁ~! またね、バイバイ!』

『ばいばい!』



女の子は、お母さんと手を繋いで楽しいそうに話しながらお家の

方へ帰っていったよ。



それから数か月後、、、。

今度は、10歳ぐらいの男の子が一人で困っていたんだ、、、?

僕がその男の子にこう聞いたんだ、、、!


『どうしたの? 何か困った事でもあったの、、、?』

『実はね? 帰りの電車のお金が少し足りないんだ! どうしたら

いいのか? 困ってるんだよ!』

『じゃ~僕に任せてくれるかい、、、?』

『えぇ!? ううん、じゃ、お願いするよ!』


僕は、ズボンのポケットから真っ白い小さな羽を出して! 

こう言ったんだ、、、!


『彼に帰りの電車代を少しだけあげて欲しいだ!』


・・・そうするとね?


『そこの少年! どうしたんだい、、、?』

『駅員さん、、、実はね? ぼく帰りの電車のお金が少し足りないんだ!

家に帰れなくなって困ってるんだよ!』

『よし! 駅員さんが君に足りない分のお金をあげよう!』

『えぇ!? ホント!?』

『あぁ! これで、家に帰れるかい、、、?』

『うん! ありがとう駅員さん! それとポルポット!』

『気を付けて帰れるんだよ少年!』

『バイバイ! またね!』

『ありがとう~!』

 


男の子は、嬉しそうに電車に乗ってお家へ帰っていった。



更にそれから数か月後、、、。


今度は、かなり年配のおじいちゃんがポツンと一人でベンチに座っていたんだ!

僕はおじいちゃんにかけより優しく話しかけたんだよ!


『ねえねえ? おじいちゃん! 一人でベンチに座って何をしているの?』

『ここは、何処じゃろう? ワシはどうやら? 迷子になってもうーた!』

『おじいちゃん? 迷子になっちゃったの、、、?』

『歩いていたら? 何処を歩いているのかわからんようになっての~』

『誰かと一緒だったりするの、、、?』

『それも、、、分からん!』

『よし! 僕に任せて!』

『あぁ~任せた!』


僕は、ズボンのポケットから真っ白い小さな羽を出して! 

こう言ったんだ、、、!


『おじいちゃんが迷子になっちゃった! 誰かおじいちゃんを迎えに来て!』


・・・そうするとね?


『おじいちゃーん! おじいちゃーん!何処に行ったの、、、?』

『おーい! ワシはここじゃ~』

『あぁ! おじいちゃん、良かった! 見つかって!』

『良かったね! 見つかって!』

『ありがとうございます! やっと、おじいちゃんに会えました!』

『いえいえ~! じゃ~またね! おじいちゃん!』

『あぁ~またな~!』

『うん!』



僕はこうして、小さな幸せだけど、、、。

あなたにその幸せをあげる事が出来るんだ、、、!


僕と会う人たちは、みんな僕に【ありがとう】と言う言葉を

最後にかけてくれるよ。


僕も、あなたに【ありがとう!】


僕にとっても、 『あなたに会えた事が嬉しいから、、、!』

これからも、僕の小さな幸せをあなたにあげるね、、、!!!




最後までお読みいただきありがとうございます。

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