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夢の中の神さま  作者: 六
ミツキ編 二部
32/35

アリーと相談

アリーが居ない時にエルフの方々に協力してもらえるようになって数ヶ月


ちょっと面倒だけど

夢の中の住人と私は 常識にズレがあるらしく、エルフの方々に付きまとわれて返って良かったのかもしれない


人の常識とはズレがあるエルフの方よりの生活をしていれば

現地の人と関わる時に違和感があっても言い訳がしやすいよね


と、そんな話をアリーにしたら


『まんまとエルフの都合のよいように考え方がまとまった気がしますが…

一理あります。大丈夫ですか?ミツキ洗脳されてませんか?』


アリーが心配げに見てくる

まぁエルフ達の思惑が付きまといやすいようになのはわかっているけど


過保護に保護して貰えているのを都合よく解釈して

お互いに利益になる関係に落ち着いちゃうのもいいと思うのよねー


『ミツキがいいならいいんですが、何かあれば言ってくださいね』

アリーが思考を読んで話してくる


「はーい」

アリーが心配してくれるのはありがたい

アリーがいるから、何かあれば逃げれる安心感があるしね


「あっそれでね、あんまりシツコイからエルフには地球の知識とかを教えたりしてるんだけど、今更なんだけど大丈夫よね?」

『そうですねー、理科の授業的な話や飛行機とかですよね。

魔法の世界ですし、銃や鉄道の話をしても開発が進んだりしても大丈夫ですけど

たぶん魔法の方が馴染み深いので話しても発展しづらいし大丈夫かと

人族に話すと ちょっと政治が絡んできて面倒にはなりそうですが

エルフならば個人の知識欲の範疇で済みますし、巻きこまれないかと』


そうなのねー

エルフは良くて、人はダメかー

エルフにも言われたのよねー変わってるから人からは変に思われるからエルフと居ろと


「アリーと相談してから決めようと思っていたんだけど…」

『はいはい、なんでしょう』

「もう、いっそエルフよりの人間として設定を人間用に作ろうと思うのよねー」


アリーと話し合って

今自分にある設定は


●修行中の精霊使いである〈門番への説明、冒険者ギルドへの説明〉

●エルフの案内人に最近なった〈冒険者ギルドへの説明、売店などへの説明〉

と人との接触で話してある


たぶん

エルフ達が徹底して入れ替わりに私のとこへ来ては、知識を持ち帰っているから

口裏合わせはしやすいはずなのよね


エルフ側には

●不思議な知識がある

●不思議が力があるが精霊使いではない

なんですよね


「たぶん協力してくれると思うんだけど

、エルフには精霊魔法を教えてもらっていることにしようかと思うのよね

で、私の人向きへの経歴としては


私は孤児で精霊使いの師匠に辺境で二人きりで育てられていた

独り立ちをして辺境から出てきたところでエルフに会い

エルフに精霊使いとして教えてもらう代わりに街の案内役をする流れになっている」


というのはどうかなと思うのよね


『そうなると

エルフ向けにはどう説明します?


孤児は大丈夫よね

不思議な力は師匠から譲ってもらったことにする?

ポジション的には師匠は私よね


あっエルフから見れない私と話しているのは師匠と話していることになるわよね

便利かも


で、師匠の精霊魔法はなんかおかしいからエルフに教えて欲しいとお願いする感じでいけるんじゃないかしら』


「それ、いいですね

どちらも辻褄が合いそうですし

私の知識や地球の知識も全部まるっと師匠の育て方になる訳ですよね

姿の見えない不思議な師匠の」

ふふふ、まぁちょっとしたズレはあるみたいだけど

今のエルフとの関係ならばいけるかな


「じゃあ後日話してみるわね

ありがとうアリー」

『どういたしまして』


エルフと どうせ関わるならば

ちょっと踏み込んでみよう さてどうやって話そうかしら


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