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夢の中の神さま  作者: 六
ミツキ編 二部
30/35

ある、冒険者ギルド職員

俺は冒険者ギルドの職員だ

ギルドマスターとかいうわけでもなく

ギルドの花形である受付をしているわけでもない


まぁ主には受付嬢達のボディーガードみたいなもんだ

あとはギルド内での荒っぽい揉めごとに顔出す程度だな


最近変わったヤツがいるんだよな

まったく強くなさそうな女の冒険者につれられて毎回違うエルフがやってくる


エルフって生き物は

長寿で物好きだから冒険者になることもあるんだが、そんなに頻繁に冒険者登録をしにくるのは珍しいんだ

しかも、毎回おんなじ女が連れてくる


前に不思議に思い話かけてみたんだが

「あー、なんか森での獲物を換金したいらしくて一人エルフの方を連れて来たら、なんか毎回連れて行って欲しいと頼まれまして…楽しいらしいんですよね、冒険者登録ガイドみたいな感じになっちゃったみたいです私」

と苦笑しながら教えてくれた


ミツキという名前の冒険者らしい

まぁまぁ強いから森で活動していた時にでもエルフに声かけられたのかな

長命種に目をつけられると面倒な事になるが、きっといい事もあるぞ頑張れと声だけかけたが


諦めたような目をしていたな

まぁ、困った事があれば 冒険者ギルドにも依頼できるかもしれないから相談しろと話していたら

エルフが登録を済まして帰ってきた


そんな、不審者をみるように警戒しないで欲しい


長命種は面倒だ

早めに飽きてもらえたらいいなと思って見ていたが

次から次へと違うエルフを連れてくるから

あの子は一生つきまとわれるんかもなーと最近ではお互いに苦笑を交わしあっている


「おう、ミツキよおつかれさんだな」

「はい、今日もツアーですドールナーさんもお仕事お疲れ様です」

お互い頑張りましょうねと会話を交わす


最近はエルフも不審者を見るようにはならなくなったからエルフ達に認識でもされたかな


わが街で登録したエルフは30人を超えた

なかなか人間の依頼は受けない奴らだが

魔物討伐は頼めるかもしれない

ミツキには悪いが、ギルドとしては実力のある寿命が長い奴らが登録してあるのは安心感があるな

まー使いづらい奴らだが、ありがたいことだ

ミツキの狩った獲物の換金のためにエルフが冒険者ギルドに登録にやってきています。

上手いこと実力は隠しつつ、実力がある程度はあるエルフを経由しお金をゲットしていますー

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