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夢の中の神さま  作者: 六
ミツキ編 二部
29/35

エルフの熱い思い

エルフからの ストーカーとの境界が微妙なミツキへの独白です

やっと見つけた!


私たちはエルフ 長命の種族ゆえ

ほとんどの必要な知識は知られており

教えをこわなくても 長年調べていればわかってくるものなので 退屈が一番の敵だった


そんな時に変わった力を持つ人が現れた!

人は短命、次に会おうとしても死んでいたりするからできるだけ会えるうちに会わなければもったいない!

一度見うしなった時は焦りましたが


森を虱潰しに探しました!

足跡をみつけた時は嬉しくて里に伝令を送りました!


そしたら長が

『人は短い命を 懸命に生きている、邪魔にならぬように相手に合わせて付き合え、近づきすぎず、離れず

ちょうど良い距離をもてなんだら拒絶されるぞ』

流石人と所帯を持ったことのある長はいうことが違う


我々はミツキの住処をみつけたあとに

さりげなく住み始めた

これは狩猟の拠点がたまたまミツキの住処の前だっただけである


人数も減らした

大勢で行くとミツキの時間が減るから

5人までとし、お話をお願いする時間は1日1時間くらいにすることを

できるだけ守っている


ものたりないがしかたない


ミツキとの会話はできるだけ

書面にて残し

随時人数の入れ替えとともに里に送り出している

同じ内容の時もあるが愛読されている


なんていっても知らない知識なのだ

知らない知識を長い旅しなくても多くの仲間と共有できるのだ


しかし

ミツキは自覚がないのだろうか

こんな考えは たぶん人族では異端だ

我々が 保護しなければならない


なるだけ

束縛をすることなく生活の一部になるように少しずつ少しずつ

利益のある関係を持つのだ


我々は

ミツキのためになる、ミツキが提案すること意外を要求や押し付けてはならない


ミツキの幸せがなければ

我々に長期の娯楽(知識)は持たされないのだ


今日は雨の話だった

この世界にはマナや精霊がいる

その理とは違う 水の流れの話は面白かった


当たり前のことが

当たり前にない世界

それはとてもドキドキする

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