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夢の中の神さま  作者: 六
とりあえず 付き合ってくれる方みつけました
12/35

繋がる、繋げてく食と商売

やってきました!道楽食堂!


「らっしゃい」


お客さんのスペースはカウンターしかない小さなお店に広々キッチン


「今日は食事かい?売り込みかい?」


夕方に来てみたので夕食中のお客さんも何人かいる


「両方です」


と答え手に蜂の巣が入った袋をだすと


「来ると思ってな掌の赤ワイン煮とってあるぞ食べるかい?」


「食べますお金も払いますのでお酒もください」


「1銅だかいいか?」


「いいです!」


よーし待ってろとキッチン奥より小鍋を出して煮込む店主


くつくつと煮込みながら

赤い液体も違う鍋に入れて煮はじめる


「お酒は赤ワインのハーブ煮だ アウルベアの手は味も濃くて脂やゼラチン質が多いから渋い味の濃いワインが合う

だが、どっちも濃いが爽やかさも欲しいからな少しハーブも混ぜてある、胃腸にもいいからな胸焼け防止にもなるんだ」


楽しそうに色々話しながら料理が出てきた


数日前の肉をトロトロにずっと煮込んでいたんだろうかと思っていたが、そんな事はなく赤ワインの色が綺麗だ少しトロミがついた煮汁ごと口に運ぶ


「うー美味しいですね、プルプルで」


一口ホットワインも飲む

あったまって香りが増したワインが鼻から抜ける時に酸っぱさとは違う爽やかな苦味が残るのがハーブかな?


「美味いだろう」


満足そうに腕を組む店主

「はい、美味しいです。頼んで良かったです、ハーブの香りいいですね」


「薬草茶にもなるハーブだ、森にも生えてるから見た事あるだろう」


またキッチン奥より持ってくる

しなびていない新鮮なやつだ


「仕入れはお客さんだったりしますか?」


「おう、俺は料理がしたいからなだいたいの仕入れは客が配達だ。なんなら姉さんも見つけたやつを持ってきてくれ」


それならと

とりあえずさっきの蜂蜜と

売り込みにハーブティーを見せる


「蜂蜜は5銅だな、調味料にも使えるしありがたい。ハーブティーも貰おうか長持ちするし客にだせる5づつでいいから1銅だな、また頼む」


お金を出し入れし あとはまったりと酔える 店主と隣席になった客とも混ざって話すと


店主は下級貴族の五男で下級貴族は跡継ぎ以外は貴族になれないため、独立資金を貰ってこの店を立てたこと

金には困ってないようで羨ましいと


道楽という店名らしい話が聞けた


「姉さんも貴族に商売でツテが欲しいならこの店は穴場だよ、俺はただの冒険者だが、貴族も来るし、貴族に使えてるやつもとにかく少しはお金に余裕があるやつしか来ないからな!」


と割と酔って上機嫌な20歳くらいの子に言われる


「そうかーなら、私もいちよう冒険者なんだけどモンスターとかとはなるべく戦わないで美容品とか売って資金を得たいから吹き出物や便秘で悩んでる婦人がいたら紹介して欲しいわねー」


「おーなら、あそこで飲んでる女性は貴族の針子もしてるからいいんじゃないか」

そう促されたところにはカップルで来てるらしき男女がいる、流石にカップルには割り込みたくない


「いや、男女で話してるのに割り込みたくはないからいいわ」


そんな話をしていると店主より


「いい品があって、それを今後売りたいなら初期投資としてサンプルを渡すのもありだと思うぞ」


「あぁ、そっか もし店主が良ければ、ハーブティーを飲んでくれた方に石鹸をプレゼントしてくれませんか?今だけ限定ですと」


「使い方をいちいち説明したくないから用途を書いたやつが欲しいな、紙もタダじゃないがいいか?」


「いいです、いいです」


あっでも私書けるのかな?


『日本語で大丈夫ですよー』


あっ。アリーありがとう、一人で楽しんでいてゴメン


『はーい、お気になさらずーわたし混ざれませんからー』


サラサラと

【本日はお手製のお茶を飲んで頂きありがとうございます

こちらは数量限定のプレゼントになります

洗顔スクラブは毛穴の汚れをとり肌を滑らかにします

ただし、毎日使うと肌が痛みますので週に一度がおススメです

購入金額は1鉄となります

もし気になりましたら 商人ギルドよりツキカまで】


なんだかんだと面倒見がよい

冒険者さんと店主にアドバイスを貰いながら書く

紙の裏がもったいないからと

裏にも


【 美白茶は肌の生まれ変わりを助ける力のある薬草が入っております

睡眠茶はリラックス効果をあげる香りが入っております、お酒を飲んでいる方は帰ってから寝るように気をつけてください

また、お好みのお茶に浮かべるようにしても美味しいですよ】

などと書き込んだ


そして紙は小さいの一枚だが1銅貨だ

まぁしょうがないかな?

とりあえず少しは売れたし、美味しかったからいいのです


今度は肉もなー

まだ出会ったらよろしくーと

店主や冒険者さんとも話ながら宿までの帰路に


夜の街は

まぁ町娘は居ない、私も女性とはわかりづらいようにマントを羽織る

女性の客引きも店の前だけ

治安的にそれくらいが一般女性の範囲なのかな?

そそくさと宿に入った


『今日は色々と売れましたねー』


アリーが伸び伸びと話しかけてきた


「だいぶ慣れてきた気がするわ、生活も基盤ができてきたみたいだし、とりあえずは何かしら作って売ってみるわね」


『はーい、わかりました。よかったです楽しんでくれていて』


ニコニコアリーである


そういえばテストプレイヤーだったけど

いつのまにか楽しくやっている

ドキドキハラハラな感じじゃないけどジワジワ楽しい

わたしには そんなプレイスタイルでいいかな?


明日は何をしよう

そう思いながらセーブして眠りについた

足りない知識をジビエ料理を検索したりなんだりしつつ

難しいですね

会話の繋がりと場の表現で話を説明?自分が思うような展開に?

しようとしつつ四苦八苦

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