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序章

 夜の闇に紛れて、漆黒の絹のような髪を靡かせる少女が一人。

 清楚な見た目に反して、場所は繁華街の裏路地。通りから差し込む光は偽りのように明るく、ざわめきはホワイトノイズのように、そこは現実から切り離された空間のようだった。


 少女は、何もない、誰もいないはずの、自分の背中に話しかける。

「ねぇ、閻。私が人を愛する時、それは、君に殺して欲しいくらい……になったときよ」


 最後の方の言葉は夜の喧騒にかき消され、風が吹いたかと思うと、そこにはもう誰もいなかった。

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