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きまぐれエッセイ集

創作者は時にナルシズムに浸る必要がある

掲載日:2025/12/05

 はじめまして、ペンギンの下僕と申します。長いとお思いの方はペンゲボと省略ください。


 このタイトルを見てこちらに来られた方は、その多くはおそらく何かしらの創作に携わっておられる方ではないかと思います。

 では、時に創作者であり今は拙くとも私の文を読んでいただいている皆様に率直に問いかけましょう。


 ご自身の創作物は好きですか?


 自分は、基本には好きです。これは以前、「読みたいものは自分で書くしかない」というエッセイで書いたことなのですが、自分の根本的欲求というのは自分にしか満たせないと思っております。

 つまりは自分で生み出す物というのは、自身の趣向、性癖に当てはまるものであり、だからこそまず誰よりも自分自身に刺さるはずなのです。


 しかし、現実に創作と向き合っていると、なかなかそうはいきません。

 自分が表現したいものを、自分の技倆では完全に表現しきれない。この葛藤は、どんな方にもあるかと思います。少なくとも、自分には頻繁にあります。

 こちらについては、日々精進あるのみです。

 ですが、インターネットの海に自作を投稿するとなると、次は異なる問題が生じます。


 つまり――読まれない、評価がつかない。


 自分にとっては渾身の作でも、他人にとってはそうではない。その現実は、創作者の心を多いに打ち砕きます。

 誰にも見向きもされない。その事実を突きつけられると、挫折したくなる。もうやめよう、誰にも好かれない、評価されないものをひたすらに生み出すなんて時間の浪費だ。そんな風に考えてしまう時もあるでしょう。


 もしそんな風に思ってしまわれたその時は、すべてを忘れて自分の作品を見返し、読み返してください。

 自分が生み出したものを、そうであると忘れて一人のユーザーとして見てください。


 そこには間違いなく、あなたの好みに突き刺さる表現があるのです。


 自分は、心折れそうになるとこの行為をします。 

 自作を読み返し、些細な表現、言葉回しをみながらニヤニヤとしております。


 自分に甘い? 他人に認められないが故の逃避行為? そんな軟弱なことをすれば克己心が腐敗する?


 ええ、そうかもしれません。

 それでも、創作を止めるよりはマシです!!


 どんな形でも、何かを創り続ければ、それがいつか誰かの心に届くかもしれない。いいや、誰にも届かなくても、自分の好きなものを好きなように生み出すことを続けられれば、少なくとも一人、自分の心は満たされるのです!!


 常に自分に厳しくあり続ける。そういうストイックさで自作を磨き上げる方もおられるでしょう。きっと、世に創作で大成されている人の多くはそうなのだと思います。


 なのでこれは、創作ライト勢たる自分の愚見としてお聞きください。

 たまには、自分の生み出したものに酔いましょう。

 作者が愛せないものを、読者が愛してくれるのか、と。

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― 新着の感想 ―
 こんばんは、ペンギンの下僕様。  まさしく、ですね。  心と体、もしくはどちらかが著しく疲れると「何か、書いてる意味あるっけ?」とぽっかりと思ってしまうことがあります。  そういう時は以前書いたも…
自分の好みで書いた話だから、自分には面白い話なんですっ(強調)。少なくとも、自分で書いた作品には、自分という読者が最低限一人は存在している!(強調!!!) 書き終わった直後は、「書き終えたー」の満足感…
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