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陽と月  作者: 如月いさみ
全国巡回駐在員

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因習の園 2

 萬田横柄は赤木勇介からしたら組織犯罪対策部で仕事を叩きこんでくれた大先輩である。

 役職階級こそ今は上にいるがそんなもの二人の関係から言うと全く関係がないと言えた。


 萬田横柄は困ったように腕を組み

「それがなぁ、正直返事のしようがねぇんだ」

 と言い、窓の外に視線を向け

「しかし、今になって思うけど……浜中警察庁長官が鷹司を頼りにしていた気持ちがよく分かる」

 と呟いた。

「全国巡回駐在員って、始めこそ離島や山間の見回り程度に思っていたが……どうしてどうして、そういう目の届かないところへあいつが行って、色々食い止めてくれていたんだなぁってな」


 赤木勇介は上目遣いに萬田横柄を見て

「何が、あったんですか?」

 と低い声で問いかけた。


 それに周囲にいた誰もがじっと二人を見つめた。


 萬田横柄は大きく息を吐き出すと

「俺の刑事課時代の相棒に多津川って奴がいてな。そいつは事件であっけなく逝っちまったんだが息子がそいつの後を継いで里で駐在員をやっていたんだが、その奥さんと子供がやってきたんだ。その息子が……奥さんにしたら旦那になるんだが村の実力者の子供が殺人を犯したって話で犯罪なら犯罪として調べに行くといったまま帰らなくなったそうだ」

 と告げた。


 赤木勇介は目を見開き

「それって」

 と告げた。


 萬田横柄は頷いて

「それで俺が調べに行こうと思ってな」

 と答えた。

「行ったこともない場所だから、色々あると思って期限がかけねぇんだわ」


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