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陽と月  作者: 如月いさみ
陽と月

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69/111

終局 1

窓から月明かりが入っていた。

 恐らく何処かの倉庫の一角なのだろう。

 

 日和は背後からクロロホルムを嗅がされたことに気付き

「もう、陽や月君に迷惑掛かってないかしら……私ダメじゃないの!」

 と心で自分の迂闊さにビシッとツッコミを入れた。

 

 両手は後ろに縛られ、足も縛られて猿轡までされている。

 間違いなく監禁である。

 

 日和は視線の先に倒れている男性を見て

「同じように捕まった人かしら」

 と身体を縮めたり伸ばしたりしながら近寄り大きく目を見開いた。

 

 男性は血を流して倒れていた。

 この男こそ高溝であった。

 

 東京へ戻った陽が直ぐに現れないことに不審を覚えた赤木勇介は携帯を手に彼に電話を入れた。

 陽は着信に戸惑いながら応答ボタンを押した。

 

 沈黙が流れ勇介は

「何かあったのか?」

 と聞いた。

 陽はそれにも沈黙で応えた。


 間違いなく何かあったのだ。

 勇介は確信を持つと

「言いたくなければ言わなくていい。だが、俺達を信じてくれるかどうか。お前の気持ちを聞きたい」

 と告げた。

 

 陽は覚悟を決めると

「実は」

 と告げた。

 

 勇介は話を聞くと

「そうか、俺達は信用されていないという事だな。分かった」

 と携帯を切って音を消すとLINEを打った。

 

 そして、紙にペンを走らせると等々力のところに持って行った。

 組織犯罪対策部にもなるみ警察庁長官官房審議官の息がかかった人間がいるのだ。

 注意は必要であった。


『鷹司の電話に姉を誘拐したと電話がありました。要求は持明院月が持っている13年前の持ち物全てを指定場所に全て持ってくるようにということです』

 

 五課の課長である戸田はすっとフロアを見て二課の大河内の姿がないことを確認すると立ち上がり二人の元へと向かった。

 それに倣って萬田や佐々もぞろぞろと姿を見せた。


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