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陽と月  作者: 如月いさみ
陽と月

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64/112

誘拐 4

 等々力は更に佐々修一を見ると

「佐々、お前は天海礼華となるみ警察庁長官官房審議官の関係を調べろ。それぞれの家族関係から全て……極秘で頼む」

 と告げた。

 

 佐々修一も笑みを浮かべて敬礼した。

 

 そして、勇介を見ると

「赤木、お前は13年前の火事についての調書と残されたブツを調べ直せ。お前ならきっと突破口を見つけ出せる。お前の頭脳を信じてるぜ」

 と告げた。

 

 勇介は敬礼して答えた。

 

 陽は自分を指差し

「で? あの……部長……その俺は?」

 と聞いた。

 

 等々力は笑むと

「お前は島へ行ってお前の妄想が現実か確認してこい」

 と告げた。

「小さな荷物も何一つ見逃すな。お前なら島民は信用してくれるだろう」

 

 陽は目を見開くと敬礼して

「はい!」

 と答えた。

 

 勇介は陽を見ると

「今回は別行動だが……目的は同じだ。勢いつけ過ぎて失敗するなよ」

 と笑んだ。

 

 陽は笑み返すと

「するかよ」

 と言うと踵を返して島に向かって足を踏み出した。

 陽は日和に島へ行くことを告げて翌日の飛行機で島へと向かった。


 天海礼華はマンションの一室から外を見ながら携帯を手に唇をかんでいた。

「あの浜中という男は冷静で切れ者だわ。その上でいざと言う時は豪胆に動く決断力もある」

 

 その人物が父のなるみ礼二を連れて北海道から急遽県警巡りを始めたのだ。

なるみ礼二に人事の恩があった大河内が天海礼華へと連絡を入れたのである。

ただ

「これを最後にしてもらう。こちらも等々力部長の下でこれ以上すると危なくなるからな」

と告げたのである。

結局、金で繋がっていた人脈とはそういうモノなのだ。


ただ、組織犯罪対策部組織犯罪対策五課を中心に13年前の事件から昨今の正木治人の殺人未遂で何か動きがあるということだ。

 

 彼女は手にしていたUSBを見て息を吐き出した。

「持明院月の出生……そして、あの事件を調べていた人間がいたとは」

 

 何かが大きく動くのではないかと予感はしている。

 ただ正木治人の殺人未遂事件で捕まった2人が雇われたと話をしたところまでは一課の情報で聞いるがそれだけで何かが分かるとは思えない。


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