表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
過去勇者  作者: 猫宮
1/1

始まりの世界

「起きてリオ!」  ゴンッ!

鈍い音と共に頭に強い痛みが走る

「起きた?もー!鈍臭いんだから!」

「…………うぁ…リリン!殴ることはないだろ!」

仲間のリリンに叩き起こされた。リリンは幼い頃からの友達、今はパーティーメンバーだ

「あんたダンジョンに潜って1階層目で気絶って…あんた勇者向いてないよ…」

「しかもあんたレベル29でしょ?!なんで戦えないの?」

「なんでかわかんねぇよ!勇者の剣抜けちゃったのにこんな弱いの自分でも訳わかんねぇよ!」

リオとリリンの村では勇者の剣が台座に刺さっていた

その勇者の剣は村で赤ん坊が生まれ14の歳になると抜けるかどうか試すという風習がある

そしてその剣が抜けた時抜いた本人は勇者となる

…そして最近その剣が抜けた

もちろん抜いたのはリオである

「俺だって抜きたくて抜いたわけじゃないし…」

「とりあえずもう帰るよ!」

手を引かれて帰路に着いた

「なぁ…なんでリリンって俺の旅についてきてくれるんだ?」

「なんでって…あんたが好きだからじゃん」

「………へ?」

意味がわからなかった

昔からずっといじってきていたのに急にそんなことを言われて思考が止まった

「なんでそんなに急に告るんだよ…恥ずかしいじゃん///////」

「顔を赤らめるな!!!ドカッ」

殴られた





「そろそろ街だな、帰ったら何食べようか!」

「なんでもいいよ…もうあんたの世話するの疲れたわ…」

するとリリンのそばに変な果物が落ちているのに気づいた

「なぁリリン、あんな果物あったか?新種?」

「知らないわよ、あんな果物」

「…てかなんか色キモくね?」

果物は赤と緑を混ぜたような色をしていた

するとリリンが

「これ……ヤバい…!!」

「リオ…逃げて!!」

「!」

リリンに押され吹き飛ばされた

「痛ってぇ…何すんだよリリン!」

「リリン………?」

リリンの方を見るとリリンは植物に首を刎ね飛ばされリオの足元に転がってきた

「…おい…リリン…?嘘だろ?…冗談だよな?」

リリンの体は蘇生魔法でももう修復不可能な域まで食い荒らされていた

「!?」

突如として植物がリオの背中を貫いた

「ぐっ…」

猛烈な痛みに耐えながらもこの状況を打破する切り札を考える

(仕方ない…スキルだ!)

リオのスキルはまだ未熟で精度もまだまだであった

「大道狩りッ!!!」

リオの渾身の一撃は不安定ながらも命中した

しかし威力が足りていなかった

「クソっ!効いていない!リリン…リリンは…!」

地面を見ると下から植物の口がこちらを丸呑みにしようと口を開け迫ってきていた

「こりゃ…もう無理だな…」

自分の体が諦めているのがわかる

「リリンッ!お前を!絶対に!どんな姿になっても!助けてやるから!」

植物はリオを丸呑みしリオの意識は徐々に薄れ…

消えた


次に意識が戻った時一番最初に聞いた声は誰かもわからないような声だった

「よぉおつかれさん」

ここまで読んでいただきありがとうございました!

初めての作品なので誤字があるかもしれないし、読みにくいところもあるかもしれません!ですが!そこはご愛嬌ということでお願いします!

次回も見てください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ