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思い出しては

ーー『魔道具』とは、魔力が込められた道具の事である。 一般的には破魔の札、御守り、ラッキーコインなどの道具を携帯する対象に良い影響を与えたり、魔法石の灯りや自動書記ペン、魔法の杖など、力を使い易くする道具の事である。


“ノロイノワラニンギョウ”や“シキガミ”も、一応魔道具である。


ポーションやエリクサーは薬品の部類ではあるが、一応魔力の含有量的には魔道具といっても過言でもないかもしれない。


基本的には使い捨て。





ーーそれでは、『魔導機』とは?




ーー『魔導機』とは、「魔道具の延長線上にある物」であり、「魔道具とは一線を画す物」である。


ーー正しくいうと、『その二つの意見がある』というだけだ。



具体的には、魔法石などの魔力の供給を得て半永久的に動き続ける道具(機械)の事だ。


具体的に述べると、大きな街でしか見かけないが、『相乗り馬車の代わりに普及している公共交通機関の乗り物』や、『城の周囲を警備する魔法兵』、『リクラリカ製の魔法時計』の事。他にも魔導機と呼ばれる道具はあるが、大まかにこの3つが『魔導機』と呼ばれている。




彼女は着いた街の図書の建物の中で、そう記載された本を見つけた。


「……ーー『古代の魔法道具辞典』……」


何かに引き寄せられるように、誘蛾灯に魅せられた虫のように。夢見心地で手に取ったそれは、図書館の最奥(さいおう)にあった一冊の古臭いぼろぼろの本だった。

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