表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
debugger's  作者: TK@6ps*
第一章 始まり
8/9

data.8 過去の栄光

タール「わしとあやつ…そしてその他の防衛軍(プロテクト)の最初の家主たちは第零期目のプログラム族だった」

浮葉「は? いやいや、ちょっと待てよ まず第零期ってなんだ てか、家主って一体…」

タール「ふむ、そこからか 仕方ない 説明してやろう  まず第零期とはわしらプログラム族が生まれたタイミングのことを指す 知らないだろうから教えてやるが、プログラム族が生まれるタイミングは一緒なんじゃよ」

浮葉「は⁉ じゃあ同じ年齢のやつがクッソいるってこと⁉」

タール「まぁ、そういうことじゃ その中でもわしらは第一期…基準ができる前に生まれた最初のプログラム族なんじゃ だから第零期と呼ばれておる」

圭「へぇ…そうだったんだ じゃあ家主は?」

タール「家主はその最初に生まれたプログラム族と同じ血筋(ファイル)の者たちで構成される防衛軍(プロテクト)のリーダーのような存在じゃ」

浮葉「その防衛軍(プロテクト)ってのは何だ?」

タール「防衛軍(プロテクト)は人間やバグ族からプログラム族を守るためのいわば軍隊じゃ そのリーダーが零期の者たちというわけじゃ ちなみに、性を持っている奴はその防衛軍(プロテクト)の幹部以上の血筋(ファイル)の者じゃ」

浮葉「なるほど てことは俺の親父も幹部以上ってことなんだな」

タール「……さて、話がずれたな では、わしの昔話をするとしようか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

わしらは零期の者たちであったため名がなかった そこで、俺たちは互いをナンバーで読んでいた

タール「おーい No.1! どっか行こうぜ」

No.1「いいぜ てか、なんでお前俺といるときは口調普通なの?」

タール「な~んかお前以外と話してるときは落ち着かないんだよ ま、これが素だから気にすんな」

No.1「あっそ ならいいけど んで、今日はどこ行くんだ?」

タール「あそこいこうぜ! 人間たちの巣!」

No.1「孤児院な 巣って言うな」

タール「そうそれ! てか、お前って珍しいよな なんで人間を同族みたいに扱うんだ?」

No.1「…いずれわかるさ ほら、それよりも早く行こうぜ」

タール「あ、おい待てよ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

No.1「こんにちわ みんないるか?」

子供①「あ! 一兄ちゃん!」

子供②「え⁉ お兄ちゃんきたの⁉」

タール「おぉ、すごい人気じゃな」

子供③「三おじちゃんも来てる! 今日もあれやってー!」

タール「お、あれか じゃあ行くぞ? ほれ!」

俺はそう言いながら宙に向かって様々な道具(ペットボトルや石、ぬいぐるみやタバコの箱とか)を放り投げた

タール「能力(コマンド)発動《巻き戻し(リターン)》」

俺がそういうと道具は宙にとどまり、俺の操作によって空中を踊りだした

子供たち「すごーい!!」

No.1「お前…大丈夫なの?」

タール「いーや クッソ疲れる」

No.1「馬鹿が」

俺たちはそんな風に、普通の人間みたいに楽しく過ごしていた もちろん、この世界ではそんなことずっと続かないんだけど

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ