data.6 力の反動
シュンッ
浮葉「ふう 帰ってこれ...た...」
ドサッ
あー...しまった 能力の反動か...
圭「浮葉!? 大丈夫!?」
圭はそういいながら俺に手を伸ばした
浮葉「あ、圭! まっ...」
ジュッ
圭「っっっつ!!!」
圭は即座に手を離した 俺に触れた箇所は火傷のようになっている
浮葉「すまん 能力の反動で冷却機能が停止してるんだ だから体温がクッソ高くなってる」
圭「能力って...さっきのやつ? 世界を移動するとか」
浮葉「いや、そっちじゃない 姉貴に命令したときあったろ? あれは《マインドコントロール》っていう能力なんだ」
圭「あれ? でも浮葉の能力は 《データベース》なんじゃ...?」
浮葉「そうそう ただ、俺は少し特殊で二つの能力を持ってるんだ それの片方が《データベース》ってわけ で、《マインドコントロール》はプログラム族じゃなくてバグ族の力を使った能力なんだ だから体が拒絶反応起こしてこうなってるってわけ」
圭「ふーん ちなみにそれって知ってたの?」
浮葉「え? 誰が? 俺が? 俺はもちろん知って...あっ...やっぱ知らんかった」
圭「無理はしないって話だったよね?」
浮葉「いや、あの、その、ね 緊急だったから」
圭「最後のあれは必要なかったでしょ?」
浮葉「あ、あぅ ぅえ」
や、やばい...これはガチで切れてるやつだ...かくなる上は...
浮葉「あ、あー やらなきゃいけないこと」
圭「ないでしょ 逃げようったってそうはいかないからね」
浮葉「ゔ...はい」
圭「とりあえず一週間は寝てて!」
浮葉「ヹ」
圭「文句ある?」
浮葉「ナンデモナイデス」
はぁ~...これは一週間はゲームもできねぇな...トホホ...