data.1 始まり
んん~? もう朝か? ...いや、ここに朝っていう概念はないか あいつは起きてんのか? はぁ、起きるか
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俺の名前は根十見 浮葉。プログラム族という種族だ。過去の世界に生まれた俺は未来の世界で起こるといわれている【悲劇】を止めるためにこの世界を拠点に情報を集めている。
浮葉「おはよ~...ってもう仕事行くのか? まだそんな時間じゃない気がするが」
???「あ、浮葉おはよう! 今日ちょっと予定があって早くいかないといけないんだよ」
こいつの名前は刀谷 圭。俺と同じ14歳だが立派な警官をしている。昔、命を助けたときの恩返しとして協力してくれている唯一の人間だ。射撃の腕は署内で1位2位を争うほどで【天才警官】と呼ばれてるらしい。
浮葉「そうか、がんばれよ~ 俺もそろそろ行ってくるよ もしかしたら数日留守にするかも」
圭「オッケー、くれぐれも気を付けて!」
浮葉「あぁ、じゃあ行ってくる」
そういうと俺は自分の世界に戻った
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この世界は通路を通じてほかの世界に行くことができ、その通路をもう一度通ればこの世界に戻ってくることができる。そして、この世界の中で2日がたつと通路が更新され、新しい世界に行くことができる。しかし、あくまで更新。更新前にあった世界には行くことができなくなってしまう。ただし、ある条件を満たした世界ならば目印を付けることでいつでも行けるようになる。
俺はその中の一つの世界に【コピー】を送ろうとしていた。コピーは死んでも俺自身に影響がなく、コピーが得た情報が俺自身に共有される。その為、安全に世界を探索できる。
浮葉「う~ん...どの世界に送るか.........あれ? こっちの世界だけ別の世界と繋がってる!? この世界と同じような世界が他にあるとは...ははっ 面白くなってきた! 行ってみるしかねぇ!!」
俺はそういいながらその世界に入った。俺はその選択を少し後悔するのだが、それは少し後の話。
この作品に目を通してくださった皆さん。初めまして、TK@6ps*です。これからも物語を作っていくので面白そうだと感じたら、是非暇な時などでもいいので目を通してくれると嬉しいです。