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No Name's Nexus  作者: 大道福丸
天使は反乱に踊る
246/324

梟は絶望に荒ぶる

「界雷・烈」

 デンジェカは祈りの森で別れた時と同じく重厚な銃火器を持ったピースプレイヤーを装着した。

「一応言っておきますが、降参する気はありませんか?もしあなたがこの城から黙って去ってくれるというなら、お茶の一つでも出して、お見送りするのですけれど」

「その言葉そっくりそのまま返す。お前こそ投降したらどうなんだ?仮に某を倒せても、皇帝陛下に牙を剥いて生きられるとは思わん」

「生きる死ぬの問題ではないのですよ……!」

 界雷はゆっくりと銃を構え、全身からプレッシャーを噴き出した。

「それも返そう……こちらもだ……!」

 グラウクスも両手を広げ、腰を下ろし、戦闘態勢に移行した。

「では……」

「交渉決裂だな」

「とても残念ですが……」

「始めようか!!殺し合いをな!!」

 グラウクス突撃!脇目も振らず真っ直ぐと界雷に向かう!

「生憎……あなたとこれ以上お近づきになるつもりはありません」

 対して界雷・烈はグラウクスの左側に回り込むように移動。そして……。


バシュウ!バシュウ!!


 発砲!光の弾丸が側面から梟を襲う!

「ちっ!猪口才な!!」

 グラウクスは前転をして回避。立ち上がると、再び突撃しようとするが……。

「……邪魔くさいものが多いな」

 テーブルがそれを阻んだ。食堂なのだから当然だが、長テーブルに椅子など各所に設置されていて、動きを制限してくる……グラウクスには関係ないが。

「ならば某は飛ぼう」

 翼を展開すると力強く羽ばたいた!強風が食堂に吹き荒れ、テーブルクロスやスプーンなどが一斉に飛んだ。

「おやおや後片付けが大変そうですね」

「きっとお前はやる必要ないさ……この世からいなくなるんだからな!!」

「いなくなるのはあなたの方でしょうに」


バシュウ!バシュウ!!ドゴォン!!


「当たるか!!」

 グラウクスの上からの強襲を迎撃しようと引き金を引いたが、放たれた弾丸は全て躱され、天井に命中、天井の破片がこぼれ落ち、さらに食堂を散らかしただけに終わった。

「はあっ!!」

「くっ!?」

 そのまま灰色の梟は接近し、手を伸ばす。けれども界雷・烈がなんとか反応し、後方に跳躍したことで、胴体を指でなぞるだけしかできなかった。


ゴリュッ!!


「!!?」

 なぞるだけで十分だった。

 グラウクスにとって指の先をちょっとだけでも触れることさえできれば、自慢の握力で強引に対象を抉り取れるのだ!

「このまま!!」

「やられません!!」

 たまらず界雷・烈は全力逃走!グラウクスの左側に。テーブルの上をぴょんぴょんと飛び跳ねながら、距離を取った。

(やはりこいつ……だが!!)

 グラウクスは翼と身体を器用に動かし、旋回!再アタックにかかる。

「しつこいですね!!」


バシュウ!!


「お前がな」

 当然射撃で対抗するが、グラウクスにはやはり当たらない。今回もいとも容易く回避されてしまう。

「この閉じられた空間、障害物の多い地形なら某の動きを阻害できると思ったのだろうが、見当違いも甚だしい。むしろ動きを邪魔されているのはお前の方だ!!」

「見当違い?それはあなたでしょうに」

「……何?」

「本当にそう思っているなら……ワタクシのことを甘く見すぎです!!」

 界雷・烈はテーブルから降りると、その足でそのテーブルを蹴り上げた……グラウクスに向かって。

「……こんなしょうもない反撃をするような奴……甘く見られて当然だろ!!」


ボギィン!!


 グラウクスは上から下に裏拳を振り上げ、テーブルを粉砕!破片の奥にいる界雷・烈を再度捉え……。

「………」

「――なっ!!?」

 グラウクスの、ドライの眼が捉えたのは界雷・烈ではなく、刺だらけのは黒いピースプレイヤー!元十二骸将、故レクト・ミドレインの愛機エンハバロン・ヒュストリクスであった!

 しかもヒュストリクスはお馴染みの刺付きメイスを高らかに振り上げている!

「!!」

「くそぉ!!?」


ガチィン!ゴォン!!


 かろうじてギリギリで回避……はしきれず、先ほど自分がやったように胴体に傷を刻まれてしまった。

「人形遊びはやめたんじゃなかったのか!?」

「敵の言葉を素直に信じるなんて、インテリヤクザみたいな見た目と違って純真なんですね」

「くっ!?」

「さぁ!ここから本番ですよ!!」

 正面からヒュストリクス!改めて刺付きメイスを振り下ろす!


ブゥン!!


 今回は完全に回避!しかし……。


バシュウッ!!


「――ッ!?」

 避けた先に界雷・烈の銃弾!翼の先を貫いた!

「気分は追い込み漁ですね」

「ふざけるな!!」

 ならばとグラウクスは界雷・烈に身体を向け、飛ぼうとする……が。

「………」

「くっ!?」

 その前にヒュストリクスがカットイン!刺だらけの身体を精一杯広げて、進路を塞ぐ。

 その後ろから界雷・烈が飛び出す!またまたグラウクスの左側を旋回しながら……。


バシュウ!!ガリィッ!!


「ちっ!?」

 射撃!弾丸はグラウクスの頬の装甲を掠め、僅かに削り取った。

「よくぞ反応しましたね。頭を撃ち抜くつもりだったんですが」

「この距離で外すってことはお前が下手なだけだ」

「ならば精度を数で補いましょうか」


バシュウ!バシュウ!!


 二つの光弾が立て続けに発射され、グラウクスは回避運動に入ろうとする……が。

「………」

 これまたヒュストリスクが邪魔をする!フレンドリーファイアなど気にせずグラウクスに突っ込んでくる……が。

「お前の攻略法はわかっている」

 梟は傍らにあった椅子を掴み、こちらに来るヒュストリクスに投げつけた!


ザシュ!!


 椅子はヒュストリクスにぶつかることはなかった。頭からも生えている刺に突き刺さり、止まったのだ……目の前で。

「!?」

 椅子が視界全てを覆った!針に深々と刺さっているからちょっとやそっとでは取れず、完全なる目隠しとして機能している。

「ヒュストリクス!針を発射しなさい!!」

 デンジェカはすぐに最善の打開策を命じる!ヒュストリクスの全身の刺が僅かにひくついたかと思うと……。


バババババババババババッ!!


 それを一斉に発射する!刺は食堂の壁や食器棚、頭上のシャンデリアに突き刺さり、視界を覆っていた椅子もまた射出された。

「ようやく……貴様とおさらばできるな亡霊よ!!」

「!?」

 再び開かれた視界が捉えたのは、翼で刺をガードしながら、こちらに突っ込んでくる灰色の梟の姿であった!

「あの後、調べさせてもらったぞ!刺を発射してから再充填まで、およそ三秒!その間はお前は攻防一体の無敵のマシンではなくなる!!」

 刺だらけになった翼を開き、グラウクスが目にしたのは、先ほどまでと打って変わってツルツルになったヒュストリクスのみすぼらしい姿であった。

「!!」

 代名詞とも言える刺を失ったヒュストリクス、それでも闘志は衰えていないのか、唯一刺が健在であるメイスを振るう!


ブゥン!!


 けれども、それは何もない空間を通過しただけで終わった。

 グラウクスは身を翻し、メイスを避けると、刺のなくなったヒュストリクスの頭部に手を伸ばす。そして……。

「黄泉へと帰れ!!反逆の十二骸将!!」


バギャン!!


 掴んで潰す!ヒュストリクスは頭部を握り潰され、内部メカを撒き散らすと、手からメイスがこぼれ、膝から崩れ落ち、二度と動かなくなった。

「半遠隔操作のヒュストリクスとの連携……と言えば、聞こえはいいが、その実自分は前面に立たずに、安全圏に逃げているだけ。しかも前回の戦いでダメージを与えた某の左脇腹の方に移動しながらなんて……あまりにもセコ過ぎるぞ」

 心の底からの侮蔑の言葉を吐きながら、グラウクスは界雷・烈を睨み付けた。

「セコい?勝つために最善を尽くしただけですよ。まさかあなたはリスクを冒すことに愉悦を覚える狂人の類いですか?」

「いいや、安全に仕事をこなせるに越したことはない」

「だったら……」

「だが!某相手にそれができると思っているなら見立てが甘いなんてもんじゃない!ダメージなどすでに回復している!仮に不調があったとしても半自動の人形ごときで止められなどしない!舐めるのも大概にしろ!!」

 怒髪天を衝きながら、グラウクスは飛びかかった!


バシュウ!バシュウ!!


 もちろん迎撃されたが、全く意に返さない。慣れた仕草で回避し、一気に懐まで潜り込み……。

「終わりだ!臆病者よ!!」

 必殺の右手のひらを振り下ろす!

「界雷・烈……パージ」

「!!?」


ガギャン!!


 界雷・烈は簡単に潰れ、ひしゃげた。グラウクスのパワーに加え、中身が入っていないから当然だ。

 あろうことかデンジェカはピースプレイヤーを脱ぎ捨てたのだ。このギリギリの状況下で一瞬だけだとしても武装を完全に解除し、生身を、無防備を晒したのだ。

「な……!?」

 はっきり言ってイカれた行動にドライの思考と動きが止まる。

 その一瞬の間にデンジェカは両手を振り上げ、全ての脚力を推進力に変えて右側に踏み込んだ!

「『刃風・烈』!!」


ザンッ!!


「……う、腕が……!!?」

 新たな機械鎧を纏うと同時に得物である大刀も召喚!それで文字通り一刀両断!グラウクスの界雷・烈に伸ばしていた右腕を、肘から下を斬り落としたのだ!

「終わらせるのは貴様の汚れた手ではない!我が気高き忠義の刃だ!!」

 さらに身の丈もある大刀を膂力で無理矢理切り返すと、首に向けて二の太刀を放った!

「ッ!?させるか!!」


ザンッ!!


 大刀は斬り裂いた……灰色の翼を。

 グラウクスは翼を盾にしながら、全力で後退。ただただ一目散に刀の射程外に逃げたのだった。

「くそ……!!止血だ!グラウクス!!」

 言われるまでもなく愛機は腕が千切れたのを感知して、傷口を塞ぐように変形、二の腕をギュッと締めつけた。

「某が……某の腕が……!!」

「そんなこと予想もしませんでしたか?」

 そう語り、大刀を肩で担ぐその姿は様になっていた。まるでそれが本来の姿であるように……。

「それが……そのマシンがお前の本来の愛機か……!?」

「本来の愛機というより、本来のスタイルと呼ぶべきでしょうかね。一番慣れ親しんだ得物が大きめの刀なので、それを搭載しているマシンならなんでも」

「では、今までのは……」

「あなたを騙すためのフェイクです。遠隔操作や狙撃を使う敵……つまり接近戦は自信ないんだなと印象づけるためのね」

「なんとまどろっこしい……」

「それだけの価値がある相手であり、騙し甲斐がある相手だってことですよ、あなたは。最も罠にかけやすい相手はどんな人物だかわかりますか?」

「……半端に頭を使う奴」

「イエス。自分は知恵者だと勘違いしたバカにもなりきれない半端者……まさにあなたのような人ですよ、ナンバー03」

「ぐっ……!?」

 反論はできなかった。目の前を転がる右腕を見たら、そんなことできるはずがなかった。だからドライはただ下唇を噛みしめ、屈辱に静かに悶えた。

「まぁ仕方ないと同情するところもありますがね。ちょっと強いだけで人間を超えた存在などと煽てられ、育った。実際有象無象のピースプレイヤー相手なら赤子の手を捻るぐらい簡単に倒せていたのでしょうが」

「そうだ……!某は、我らは誰にも負けなかった……!!」

「それがいけなかったのですよ。その強さ故に同等もしくは格上との戦闘経験が少ない。頭を使っているつもりで、敵に誘導されていても気付かない残念な仕様になってしまった」

「くっ!?」

「せめてきちんとした師についていたらと思わずにいられない。仮にワタクシが預かっていたら、歴代の十二骸将にも負けず劣らずの戦士に育っていた逸材だと考えると……ここで摘むのが惜しいですね!!」

 刃風・烈全速前進!大刀を振りかぶり、攻撃を再開する!

「はあっ!!」


ガギィン!!


「ぐうっ!!?」

 もう一枚、残っていた翼でガードしたが、まるでバターのようにいとも容易く斬り裂かれてしまった。

「これで盾は無くなった……お次はどうしますか!!」

 地面に切っ先が激突する前に引き、すぐにそれを突き出す!


ガリィッ!!


「――ッ!?」

 かろうじて回避!胸の装甲をかなり抉られてしまったが、なんとか避けることができた……が。

「腕を失いバランスを崩しているはずなのに、やりますね。でも、いつまで続くことやら」

 そこからは一方的だった。

 撃ち込まれる斬撃を必死になって避けようとするグラウクス。けれど避け切れずに灰色の装甲の破片を食堂にばらまくことになる……それの繰り返しだ。

(負ける……某が負けるのか!?こういう時はどうすればいい!?本には書いてなかった!?)

 硬いものほど折れる時はぽっきりと折れるもの……まさにドライの心がそうだった。デンジェカの指摘した経験の無さが、今如実に最悪の形で露呈し始めていた。

(これが本当の戦い、本物の戦士を相手にするということなのか……!?遠隔操作の人形とは迫力が違う……)

 ドライの目には、刃風・烈の姿も、彼の持つ大刀も実際よりも大きくおぞましく見えていた。できることなら尻尾を巻いて逃げ出したかったが、きっと今も目の前で鬼気迫る攻めを見せている老練の強者は許してくれないだろう。

(今、わかった。某は空っぽだったんだ。空っぽだから本を読んで、知識を得ていないと不安だったんだ。バカにしていた機械人形と何ら変わらん存在だったんだ……)

 ドライの闘志の炎は風前の灯火。今にも消えて吹き飛びそうに……いや。

(ならば認めよう……!某が虚無の存在だと……虚無ならば、恐れるものなど何もない!!)

 極限の状況でドライはある種の悟りを、戦士としての階段を昇ろうとしていた。

 今の彼は一秒前とは別人だった。

「そろそろ……とどめを!!」


ガギィン!!


「ぐっ!?」

 斬撃を受け、破片を撒き散らしながら、グラウクスはテーブルや椅子、その他諸々が散らばっている床を転がった!

 今回は命を取り止めたが、ほんの少し寿命が伸びただけ、膝立ちの状態で動きづらそうなグラウクスに対し、刃風・烈はすでに追撃のために刀を振り上げている!

「よく粘りましたが、ここまでです!!」

 そして遂に最後の一太刀を撃ち下ろした!

「見せてやる……某の覚悟!!」


ザンッ!!ガギィン!!


「ぐああぁぁぁぁっ!!?」

 グラウクスは咄嗟に左腕でガードしたが、大刀はそれをものともせずに右腕と同様無惨にも切り落とした。

 勢いは止まらず、装甲を超え、肉と骨を貫き、刃は肩に抉り込む。そのまま心臓さえ引き裂くかに思われたが、その直前で止まった。

「ふむ、このまま縦に分割するつもりだったんですが……思っていたより頑丈ですね」

「そういう風に……作られたからな」

「まだ喋れますか。本当に驚かせてくれます」

「驚くのはこれからだ……」

「……何ですって?」

「お前は……二つの間違いを犯している……」

「ワタクシの見解が誤りがあると?」

「あぁ……まず一つ目は我らはちょっと強いんじゃない……かなり強い!!」


ギチッ!!


「――な!!?刀が!!?」

 ドライが刀がめり込んでいる肩周辺に力を込めると、人間以上のパワーを秘めた筋肉がギュッと引き締まり、刃を挟み込んだ!

「抜け……ない!?これより先も……進めない!?」

 刃風・烈がどんなに力を込めても、微動だにしない。決して刀はそこから動こうとしなかった。

「某が本気になったら、これくらいはできる……!」

「ちっ!!だが、武器を奪ったところで何になる!あなたの最大の長所である握力を発揮するための腕はもうないでしょうが!!」

「だな」

「だったら!!」

「これが二つ目の過ち……某はバカになりきれないと言ったが……そうでもない!!」

 グラウクスは切り落とされた右腕を振り上げた!そこには……。

「――!!?メイスだと!?」

 ヒュストリクスの刺付きメイスが深々と刺さっていた!

「さっき地面を転がったのは、このために!?」

「そうだ!!刺した時に声が出そうになったのを、必死に我慢したぞ!!」

「そこまで……だが、当たらなければ!!」

 刃風・烈は大刀から手を離し、後ろに跳躍する。しかし……。

「瞬発力なら某が上だ!!」


ドゴォ!ザシュザシュウッ!!


「――がっ!!?」

 逃げられず自分の武器であり、愛弟子の得物でもあった刺付きメイスを容赦無く叩き込まれる!

 別段防御力が優れているわけではない刃風・烈の装甲は簡単に破られ、刺はデンジェカの内臓は一撃でズタズタに貫かれた。

「……がはっ!!?」

「某の……勝ちだ……!」

 そうドライが告げると、仮面の下でデンジェカは……笑みを溢した。

「そうでした……経験のない者ほど、劇的に成長することがある……そんな基本的なことをワタクシとしたことが失念していました……」

「あぁ、この城に来る前の……いや、腕を切り落とされる前の某だったら、こんな手段思いつかないだろうし、思いついても実行しなかった……」

「そう……その変化を見るのが好きだった……成長を見るのが……レクトお坊ちゃんの……」

 在りし日の思い出が走馬灯のように甦り、デンジェカは満足した……もう悔いはないと。

「あなたは……ワタクシが間違っていると……言っていましたが、あなたも一つ……ワタクシについて大きな思い違いを……しています……」

「……なんだと?」

「ワタクシもあのヒュストリクスのように魂のない脱け殻……グノスの未来を担うはずだったレクト様が亡くなったその日に、このデンジェカも死んだのです……」

「貴様……一体何を……?」

「ですから……ワタクシもまた肉体がどうなろうと気にしない……!!」

 瞬間、刃風・烈の身体の奥から光が漏れ出した。それは圧倒的なエネルギーが放出される前兆……。

「まさか!?」

「この勝負……引き分けとさせていただきます」


ドゴオォォォォォォォォォォォォン!!


 刃風・烈自爆!ミドレイン城全体を揺らし、大気を焦がす!

 グラウクスは、ドライは食堂ごと熱風と爆炎に包まれた……。


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