スタンピード?
「それでこれからどうしたらいいんだ?」
「好きにしたらいいんだよ!今なら回りも答えてくれるだろうさ」
「俺は遠慮しておくよ」
「そうかよ」
バンッ
「皆!急いで逃げろ!」
「どうした?」
「ゴスクさん!大規模のスタンピードです!この町の冒険者じゃ対処できない数の!」
「何だと?!数は分かったか?」
「大体は…今からギルマスに報告にいこうと!」
「足止めしてやるから数を教えろ!」
「…万です」
「ああん?もっとはっきり言いやがれ!」
「だから150万です!」
「はあああ⁉どっからそんな数湧いてくんだよ!」
「知らないですよ!僕の仲間が一時的に足止めしてますけど長く持たないと思います!ゴスクさんお願いします!あいつらの増援に行ってやってください!」
「言われなくてもな!シラヌイ!手伝ってくれ!お前の力があれば余裕だろ?」
ここで俺に振るか?普通。
「善処はするがあまり期待すんなよ?」
「分かった!お前らは町の人の避難を頼む!」
「ゴスクの言う通りだ!俺らは俺らの出来ることをするぞ!」
「「「「おおおお!」」」」
「任せた!行くぞ!シラヌイ!」
「ああ」
10分後~
「すまねえ準備に手間取った!」
「気にするな。早く行くぞ」
「おう!」
30分後~
「くっ!もう持たないぞ!」
「まだ増援は来ないの?!」
「きゃっ!」
「サリー!」
グオオオオオオオオ!
「(権能:崩壊指定)」
グガアアアアアアアアア!
「えっ?」
「間に合ったみたいだな」
「待ってくれよ!シラヌイ!おお見つかったか!」
「ゴスクさん!どうしてここに?」
「お前らがスタンピードの足止めをしてるってガウルから聞いたから駆けつけてきたんだよ!」
さっきの盗賊みたいなやつの名前か。今までの人たちの名前聞いたがこの世界の人たち名前カッコいいやつ多くないか?うらやましい。
「ゴスクさんありがとうございます!それで横の人は?」
「こいつがうちのギルドでいや世界で一番強いやつのシラヌイだ!」
「ゴスクさんより上?!」
「だからS級のゴアグリズリーをあんなに簡単に…」
「じゃあこの人がいれば…」
「おう!こいつがいれば正直向こうが可愛そうになるレベルだな!」
「シラヌイさん!こっちです!魔物たちを一望出来る所に案内します!」
「分かった。頼む」
5分後~
「どうですか?大丈夫そうですか?」
言ってみたかったセリフ第一位を言えるぞ。
「俺に任せておけ」
「!!っはい!」
じゃあやるか。
「(権能:卍葬龍神デスネイター)」
ズウウウウウウウウウウウウウン!
「あれは…」
何だ?からだと口が勝手に動く。これは…
「我はシラヌイ。万物を消すことを許可する。暴れろ!卍葬龍神デスネイター!」
ギュルアアアアアアアアアアアアアア!
「龍を召喚した……」
ガウル率いるパーティー「盗賊の星」とゴスクは今日伝説を目の当たりにした。