神界?
ここどこだ?
「やっと起きたね!」
俺が起きたときに最初に目にしたのは可愛らしい男の娘。
でも嫌な予感しかしない。冷や汗が出てきた。
「こんにちわ!僕はオスロー!よろしくね!」
……え?それだけ?
「もう丸聞こえだよ!」
なぜだ?しゃべっていないはずだが…
「だって神様だもん!そんなの余裕だよ!」
まあいいか。
「じゃあ僕の話聞いてくれる?」
いいぞ。それしか選択肢がないみたいだし。
「物分かりが良くて助かるよ!改めて僕はオスロー、異世界「アイクシス」の神様なんだ!そこに君を招待したくてここに呼んだの!」
それはいいが何で俺だったんだ?
「たまたま!」
釈然としないがまあいい。それで俺はどうすればいいんだ?異世界なら行くから安心しろ。
「おお!さすがだね!ではさっそく……君は向こうでどういう人生が送りたい?」
そうだな……邪魔されずに好きに生きたい。
「邪魔されずにねえ……」
どうした?
「何でもないよ!じゃあ向こうの世界の説明をするね!まず名前はさっきいった通り「アイクシス」でスキルが全ての世界なの!弱いスキルを持っていたらどこに行っても冷遇される。だけど強いスキルだったら厚遇されるの!それ以外は向こうの人に聞いた方がいいかも!」
分かった。それで俺にスキルを与えると?
「そう!どういうスキルがいい?」
一般的なものがいい。弱いのは嫌だが強すぎるのも嫌だ。
「ふぅ~ん。!そうだ!このスキルをあげる!向こうに行ったら確認してね!」
急に送られるんだな。まあいい。ありがとな向こうで楽しく過ごすことにするよ。
「楽しんで生きてね!バイバ~イ!」
そこで俺の意識が途切れた。
「ふっふっふ~!これで巴は楽な人生を送ることは出来ないね!」
イタズラ好きな神が巴不知火に与えたスキルとは……