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恭1 目覚めの最初はハゲ頭

今後は タイトルにその話の主軸主人公の名前の頭を記載することにします。


視点が変わり過ぎて話が理解できない場合は完全に私の力不足です…

そうならないように気をつけます……


……………





………









あの破裂音の後からしばらく気絶していたのだろうか…




身体が揺れている感覚がする




これは……そう、誰かに背負われて移動している……?



意識が徐々に覚醒していき、目をゆっくり開けた






「ハゲ……?」


『オ、キガツイタカ?』


意識がだんだんと覚醒してきた。

どうやらこのハゲのオッサンに俺っちは背負われて移動しているらしい。


辺りを見渡すと そこは見る限り一面に広がる緑の平原であった。

だが、その景色が鮮明としていることになぜか違和感を感じたが、とりあえずこのオッサンに状況を聞かなくてはいけない。



「えっと、はじめまして、だよな?どうして俺は背負われてるんだ…?」


少なくともハゲたオッサンの知り合いはいないので、慎重に俺っちは話しかけることにした。

なんにせよ状況が全くわからない…

確か…さっきまで俺っちは……



「お、なんだ、人族語喋れるのか、なら話は早い

。やっぱ兄ちゃんは貴族のモンなのか?衝動的に助けちまったけどよ?」



貴族…?人族語…?

それよりも俺っちはさっきまでVRゲームを…


そこで俺っちは普段ではあり得ないことに改めて気付いた


「鼻穴が…ない……? コントローラーを握る感覚も……」


「鼻の穴なら付いたんだろ。それに、コント、なんだって?なんだ混乱してるのか?」



俺っちはしゃがんでコントローラーを探そうとしたが、当然俺っちは背負われているため屈むことは出来なかった。

普通であればそれは普通であればVRゲームをしている時は別だ。



俺っちの使っているアキュラスライトというVRゲーム機器は外人用に作られていて、付けていても鼻の隙間が少し開き、光が漏れる



しかし、今はそれがない。


そしてなにより コントローラーを握っていなくても腕や手が動くのだ。




この現象はゲームではあり得ない。


まるでゲームではなく現実の世界を見ているような感覚であった。



「俺はそこのエルガンドの東でケバブ屋をやっているオスカーってんだ。材料が切れたんで材料集めをしている時に偶然倒れているお前さんを見つけて放って置けなくてな、まぁもう少し待ってくれ。もうすぐ街に着くからよ。それと、もう歩けそうか?」




どうやら俺っちは眠っているところをこのオスカーさんに拾われたらしい。

そもそもエルガンド?それにケバブの材料が切れたら買えばいいんじゃ…?


それに俺っちは家でVRゲームのドリームダイスってのをやってたはずだろ…?

まさか体験版ってのはβ版とかじゃなくて実際に体験できるから体験版……なんてことはない……よな?



俺はオスカーさんに降ろされ、普通に立ち、歩くことが出来た。

左寄りに手を振り回しても窓にぶつからないし、回転してもコードが絡まらない。


そしてオスカーさんと向き合うと、日本語がペラペラなため日本人だと思っていたが、外人のようだ。 そしてファッションセンスが独特で戦士や冒険者コスプレイヤーを連想するような物であった。


「大丈夫そうだな、んで、お前さんは何者なんよ?あそこで何してた?」


「俺っちの名前は…田代 恭介。家でVRゲームをしてたはずなんだが気がついたらオスカーさんに背負われてた。」


「タシロキョウスケ?珍しい名だな。んで、家ってのはどこにあんだよ。国境の外となると流石に面倒は見切れんぞ?」


「質問に質問で返すようで悪いんだが……ここは、日本なんだよな?オスカーさん?」


「日本?どこだそりゃ 聞いたことねぇぞ?ここはアルメスト大陸のエルガンドだ。ほら、着いたぞ」




目の前にある街、エルガンドは間違いなく日本の建物ではなく ファンタジーで見るような現代より少し発展が遅れている印象を持った。


街自体は見る限り大きく、人も多く活発であり、軽く見渡すと街の奥には城のような建物があり手前には教会がある。




もしかしたら俺っちは今噂の異世界転移をしてしまったのかもしれない………

VRゲームといえばフルダイブ型の未来のゲームを想像していた方はごめんなさい。

時代設定は現代寄りです。



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