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SONG OF DRAGON

作者: 村上ガラ

卒業ソングのつもりで歌詞を考えました。

仙道アリマサ様ご主催の『仙道企画その6(ボカロ企画その3)』に参加させていただきたく投稿いたしました。よろしくお願いします。_(_^_)_


仙道様に作っていただいた動画のページはこちらになります。

https://www.youtube.com/watch?v=obK6tCjJDco


欲しがってた未来は今ここにあるのに


君は「もっと遠くへ」と 光の方へ駆けてく


その背見送る僕は 時の牢獄に囚われ


差し込む光の帯にあの日の桜を見る



寂しさ刻み込まれる まるで麻酔なしのタトゥーのように


かっこつけ笑う ああララバイを


魔法の力封じられ 祈ることしかできない 難破船にひとり棲む ドラゴンのように 


靄が立ち込めて僕は 君の世界から消えてく


誰も見えない僕の 君へ捧ぐ歌


聞こえてる? 愛してるよ




「もしもこの先二人が互いに一人だったら

いつか一緒になれる日がくるかもしれないね」


「ごめん変なこと言った」

あなたは言葉取り消して


一瞬きらめいた 私の夢吹き消した



桜も思いを募らせ 咲き乱れる時は刹那(せつな)


恋の花 ひらひらり 踏みしめる



どれほど好きなんだろう 夢もすべて捨てられる


あなたが確かなもの私にくれるなら



交差する二本の線 その先に延びてく道


二人の未来どんどん離れ消えて行く


ちゃんと見て 愛しているの












【解説(妄想含む)】


卒業ソングのつもりで歌詞を考えました。


登場人物は、地味目な男子と華があって行動力のあるタイプの女子をイメージしています。


なぜか二人は入学当初から気が合って、けれどこの微妙な距離感を詰めると二人の関係が壊れてしまうかもしれないと恐れ、男子は自分の気持ちを言い出せないまま、卒業の日を迎えました。


入学時に語りあったお互いの夢、でもそれを覚えているのは男子の方だけで、地元に残る男子と反対に女子は外の世界へ飛び出して行きます。


男子は彼女との別れの日を迎え、痛いほどの寂しさを覚えています。けれど強がって平気なふりをし笑って見せてしまい、自分の本当の気持ちは言い出せません。今のままなら最悪、友達としては彼女の中に残れるから。そうすることで彼女の本当の気持ちを知るチャンスも失います。


4行目の「差し込む光の帯」に舞うのは空気中の埃、それさえ出会った日の(入学時の)桜に見えてしまうという男子の切ない気持ちを込めました。そして今日という卒業の日も桜が咲いています。


名曲『パフ (Puff The Magic Dragon)』にインスパイヤされました。

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