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エッセイ

もしも文明が崩壊したら

 もしも明日、突然文明が崩壊したら?


 私はよく考えます。


 インターネットが繋がらなくなって、外に出てみたら瓦礫の山で、コンビニなんかも潰れてて……


 なんかね。


 私は最初はびっくりして悲観的になるだろうけど、そのうちスッキリすると思います。




 疫病なんかも蔓延するんでしょうか。


 子供達の泣き声なんかも聞こえます。


 でもね。


 そのうちみんな笑いはじめるんだと思います。


 だってこれが世界の元々の姿じゃないですか。


 ここで生きて行こうって思い始めると思います。




 もちろん人類は再建を目論むでしょう。


 みんなで力を合わせて文明を作り直して行くでしょう。


 でもね。


 私はその輪から外れると思います。


 だって人付き合いがとても苦手だから。


 1人でなんにもないほうへ歩き始めて


 苦酸っぱくないイタドリなんか見つけたら食べ始めると思います。




 とはいえそれほどサバイバル生活に詳しいわけじゃないし。


 火の起こし方とかもあんまり知ってるわけじゃありません。


 ただね。


 それでもやっぱり1番怖いのは人間だと思うんですよ。


 何かいいものを持ってたら襲われるし、


 役に立たなかったらバカにされるし。


 そういうわけで1人を突き通すと思います。


 集団になると人間は何を始めるかわからないし。


 それは身を任せておけば楽なんでしょうけど……


 せっかく心を惑わすお金にも価値がなくなったことだし、


 私はやっぱり自由になりたいと思います。




 それでもやっぱりコレだけはやりたくなると思います。


『なろう』に投稿したいなぁって激しく思うと思います。


 そこで。


 洞穴に閉じこもって、壁の岩に石で文章を書くでしょう。


 食べたいおにぎりややきそばのことではなく、


 現在の自由についてコチコチ、コチコチと書くでしょう。


 ここはなんて素晴らしい世界なのになんて人間向きじゃないのか。


 充実した生きるための毎日から紡ぎ出されることばを書きつけながら、


 他の動物を食べるために狩って


 どうせ自分も死ぬのに


 死ぬまで生きるために食べて


 それでも私は生きていることに意味を求めるから


 壁の岩にそれを残すことでしょう。




 狩りの上手な人になれるかな。


 なれなかったら狩られるほうになるのかな。


 ワンちゃんにだって勝てないかもしれない。


 なるべく多くのことばを残そう。


 誰が読んでくれるかもわからないけれど。


 そうやって


 死ぬまで行き続けようと思います。


 でもね。


 今現在崩壊することなく文明は続いています。


 私はそれに守られて生き続けています。


 生かされています。


 生かされていることに


 たまには反抗したくなっても


 いいでしょう?



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― 新着の感想 ―
[一言] たらこも同じ結論かな。 何もかもあきらめて何か書いてると思う。
[良い点] >もしも明日、突然文明が崩壊したら? >私はよく考えます。 わかる… 世界終末時計が残り100秒とか言われているのに、今日と同じ明日がいつまでも来るからなんとなく変な気分になるのですよね…
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