10/14
急転した心の中で
小さな彼が呑気に、劇的なくらい呑気そうな星を探して、幸せな耳を傾けた明るい気持ちの夜が明けると、一人になった彼女は心のどこかで不思議なことが起こりました。清々した気がしたのです。するとそんな自分に驚く間もなく、誰にも言えない「怯え」はついに小さな太陽にまで怒りとなり、躊躇なくただ真っ直ぐに向かいました。
何かが急転した心の中で、密かに……
バカだ、提灯だ、ガキだ、グタグダしていないでとっとと下らない旅を再開しろ、なんならお前がわたしを溶かしてくれたっていいんだ!! そうじゃなければ空まで連れて行って、落っことせ、わたしを一思いに砕けさせてくれ!!




