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女の子が一人もおらんやんけ、誰が読むねんこんなん

手洗い、うがい、マスクを装着しましょう。

しかしまあ、マスクの転売かあ。その人たちは将来、

黒縄地獄に落ちるんじゃないかなあ。


鬼灯様も頭抱えますわあ




「…なんで大の男に緊縛プレイをされなきゃいけないのか、解せぬ」




国から出て少しだけ離れた所で、語呂之介は倒れていた。後ろ手に縄で縛られていて倒れていた




「はっ!お前、本当に腕が立つのか?無様だな」


「生憎、立つのはオティムポ様だけでしてね。おたくのオティムポは曲がってそうですね」


「…こいつを起こせ、ふざけたやつだ」




もう二人に体を無理矢理起こされ、地面に座らせた。縄で縛った男は、さらに縄を取り出している




「さて、『死還者』。お前の事について情報を寄越せ」


「イヤとは言えないよな?賢い選択をした方が良いぜ?」


「何ならお前を殺して良いぜ?どうせ蘇るんだろ?」




それぞれが異なる得物を持っている。一人は縄、一人は弓矢を背負い、もう一人は少々大きな杖を持っていた。




「私の情報?なんすか、私の事が知りたいとなると、あなたたちはファンですか!?どうせなら可愛い女の子が良かったのにい!」




この状況なのに、語呂之介は極めて場違いな振る舞いを見せた。その言葉を聞き、一人の男は鮮やかな動きで縄を語呂之介の首にかけた




「…ぐうえええ!」


「…ほんっとうにふざけてやがる。いや、イカれてるのか?マジで」


「この状況も分からないとはな。普通じゃねえ」


「ああ。まあ拷問に掛けようぜ」


「あー、話が通じるか怪しくなってきたが、念のために一度だけ言うぜ。俺らは『死還者』、お前の情報を王国の上のヤツに報告する。すると金がもらえるわけだ。分かるか?」


「だからお前は喋れ、それだけだ。痛えのはイヤだろ?」


「これで理解したか?それと、お前の稼いだ賞金も当然もらってくぜ」




そう言って、首に掛けた縄を引っ張り近くの木に縛った。首だけで無く、その後、胴体にも縄を掛け身動きを取れなくした




「…ぐ……ぐえええ」


「あー、苦しいだろ?イヤだろ?喋る気になったら首を縦に2回振れ。縄を緩めてやるよ」


「…が…わ…私が…蘇る…と…言って…た…」


「それ以外だよ。どうやって奴らを仕留めているかだよ」


「魔法が濃厚か。それか、昔からよく聞く転生者なるやつらの能力だな」


「というわけだ。じゃあ次は矢を使ってやる。時間毎に手足を射貫いてやるぜ」




身動きが取れない語呂之介はまさに格好の的。矢を引き絞っている男は、実に楽しそうに歪んだ笑みを浮かべていた




「…ぐうう」


「脅しだと思ってるか?自分の置かれている状況を理解しろ。おい」


「ああ」




声を合図に、矢は放たれた。その矢は、刹那の時間に語呂之介の右の大腿部を射貫く。その衝撃に身を動かして苦痛の表情を浮かべる




「…!!…がぐぐがあああ…!!!」


「おーおー、さすがに余裕ねえか」


「痛みは正常に感じるようだな」


「次は俺の魔法も試して良いか?」


「む、待て。こいつ首を2回振ったぞ」


「あっけねえなあ。まあ抗える分けねえか」


「ちっ」




魔法を使えそうな男はつまらそうな顔をしたが、情報は欲しい。首を縦に2回振ったことにより、首の縄は解くことにした




「ぶはあ!!………はあ……ぐぎぎぎ………」


「さて、分かりやすく言え。それぐらい出来るだろ」




皆が語呂之介を屈服させた事もあり、高圧的に接している。後は情報を持ち帰り、金を貰うだけ。そう思っていた。そんな語呂之介が、痛みにもだえながらでかい声でこう言った




「…しっかりと頭狙いんさいや!!下手くそですか!!?短小包○そうな顔しおってからに!!」




全く自分たちの欲していたものとは違う答えが返ってきたのだ




「…お望み通りにしてやらあ!!!」




そこからは、怒りに支配された。語呂之介が思い通りに行かないこともあるが、ナメ切った態度が男をぶち切れさせた。矢が、語呂之介の頭を打ち抜く。痛みを感じる暇もないだろう、首がガクンと動き、矢で貫通した頭部からは血を流し絶命した


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